魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワイン好きの喜び

2014年06月23日 | ワイン ~2019年
ワイン好きの取るべき行動のひとつとして、子供の生まれ年のワインを買い、
寝かせて時を過ごし、子供が成人してから一緒に飲むという、夢、喜びがある
かと思います。


今日はその小さな夢をかなえました。


ただ、子供は二十歳になって間もなくは、ワインの味なんてわからないでしょうから、
しばらくいろいろと飲ませました。試飲会にも連れて行ったこともあります。
ほんの少しだけわかるようになってからの試みです。


さらにいくつかの最低要件があります。

・良いワインを入手し、20年以上寝かせること。

・セラーは必須。

・子供がちゃんと育ってくれること。またアルコールが受け付ける体質であること。

・その年まで自分自身も健康でワインが美味しく飲めること。

ちょっと考えさせられますね。





さて、麹屋町にある「ビストロオードレー」へ。

家族だけのささやかな食事です。


オードブル。


サーモンに中トロ、ヒラメのフライ、ラタトゥイユ。

これだけでも結構食べ応えがありました。



そしてスープ。




メインは長崎牛のステーキ。


柔らかくてとても良い肉質でした。


デザート。



アイスは抹茶とフランボワーズ。
私にはちょっと全部は無理か?!
女性軍におすそ分けしながら食べました。



さて、しっかり寝かせたお祝いのワインはこれ。



1990 Ch.モンローズ
  (仏、ボルドー、サンテステーフ村、2級格付け)

香りはブラックベリー、ブラックカラント、黒土、ジビエ、トリュフ、シガー、
杉、日陰の植物などなど。


味わいはちゃんと熟成してはいるものの、まだまだ若いフルーツもしっかり。
黒々と、そして深みがあり、でも優しい。複雑味も十分で、花のような、トリュフの
ような、そんなフィニッシュが長く続く。素晴らしい。

この年のボルドーは他にも持っているのですが、子供が40歳くらいになった頃にピーク
がに来るかなあ。50歳でもかなりいけるでしょうね。
このワインについてはこんな情報もあります。(クリック)


そんな次の喜びのためにまた元気でがんばりましょう。


コメント (2)
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