どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

松谷みよ子の『現代民話考』から⑤

2022-05-09 02:27:56 | 名作いいとこ取り
<天狗による神かくし>から 〇次の話は、近県の埼玉県入間郡。名栗の森河原の浅見常次郎さんは、実家の青場戸へ行った帰り、夜道になって豆口峠上に来ました。すると見上げるような大きなお坊さんいて、ついてこいと言うのでゆくと、岩上に立って向こうの山まで飛んでみろ命令するのです。浅見さんはもし飛ばなくてもどうせ殺されるかもしれないので、死んだ気になって飛んでみるとアラ不思議、鳥のように軽々と飛べるのです。 . . . 本文を読む
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