どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

芭蕉の名句⑰ 『行く春や』

2025-02-11 01:53:00 | 俳句
「行く春や鳥啼き魚の目に涙」   あまり知られていない句を二回続けたので今回は誰でも知っているが句の意味がイマイチ理解しづらい作品を取り上げた。 この句が読まれた状況は、芭蕉がいよいよ奥の細道の旅に出発するのを俳諧の弟子たちが見送る場面である。   この時、芭蕉は40歳だから45歳の没年から考えると最晩年に近い。 当時、未開の東北地方〈失礼〉を徒歩で旅するということ . . . 本文を読む
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