ホトケノザ
(ウェブ画像)より
春の野に仏の座が用意されているなんて
お釈迦様でも気がつくめえ
4月8日はブッダの誕生日ということで
灌仏会には甘茶でお祝いしたものだが
ひと足早くふかふかの葉っぱを並べて待っていたらしい
それにしても仏の座とはぴったりの名前だねえ
人間様の想像力にはホトホト感心させられる
日射しを受けて居眠りしたって許されそうな包容力
ツンツン伸びた花の様子も自由な感じ
対になった葉っぱが悟道秩序の象徴か
赤紫の花の色も素敵だねえ
穢れを知らない蓮華のピンクに似てるよね
ブッダは菩提樹の下で悟りを開いたと言われるが
仏の座に座って瞑想している姿も捨てたもんじゃない
葉っぱの座布団を見ていると様々な連想が湧き出てくる
そういえば仏の座は姫踊子草の親戚なんだってね
ウイットに富んだ命名には驚かされる
お釈迦様が座る場所に
香水つけた踊り子さんが座ったとしても
目くじらなんて立てないでね
のんびり育ったホトケノザが
お釈迦様へのもてなしに
赤いお花を咲かせます
花まつりには子供がつどい
お手々をつないで歌います
唯我独尊みんなが平等に存在し
世の中の苦楽を分ち合う
もっとも豊かで穏やかな春の一日
ふくよかな香りがあたりを包み
森羅万象すべての幸せを祝福する
(2018/03/10より再掲)
畑の畔に一年中見られる可愛らしい花
歩いていると、ついつい呼び止められてしまいます。
良くみれば葉の形も「さぁお坐りなさい」と言っているかの様です。
でも、、ここはお釈迦様の座る場所なのですよね。
それもこれも行動力があればこそ、観察するにもまずそこへ到達しなくちゃ始まりませんから。
ま、昔の人も畑の畔なんかでホトケノザをみつけ、座り心地のよさそうな葉っぱから、命名にいたったんでしょうね。
歩いていると、呼び止められる・・・・野の花の魅力の一面を表していますよ。
なるほど、夜露ですか・・・・。
なんだか、自然というものが愛おしくなりますね。