私の関係する工房を3月末で閉める事になった。 そこで使う予定の無いこの槍鉋二本組を貰ってきた。 これは元大工をしていた人が持っていて木彫に使った物と言う。 桐箱に入り立派な箱書が有る。 箱はぴったり蓋が閉まるので中は錆びてない。 使う予定も無いが、せっかく貰ったので大切にしようと思う。
暑い夏の暇な昼下がり、作り掛けにしていた、木皿が有ったので、中を鑿で繰り仕上げていた。 丸鑿だけでは 鑿跡が残り 上手く仕上がらないので、この槍鉋の事を思い出して使って見た。 上手く木の高い所だけ削って滑らかにしてくれる様だ。 これで後はサンドペーパーで仕上げられるだろう。 そう言えばこの槍鉋は 与板の木彫鑿鍛冶 川野清松氏の物らしい。 この方はもう既に亡くなったらしいが、河野刃物は現在も有るそうだ。 今でもこれと同じ物を作っているだろうか。 槍鉋と言えば柱を削る本格的な物を想像するが この小型の物でも十分実用になるし、木彫ならこの小型の物の方が使い易い。
暑い夏の暇な昼下がり、作り掛けにしていた、木皿が有ったので、中を鑿で繰り仕上げていた。 丸鑿だけでは 鑿跡が残り 上手く仕上がらないので、この槍鉋の事を思い出して使って見た。 上手く木の高い所だけ削って滑らかにしてくれる様だ。 これで後はサンドペーパーで仕上げられるだろう。 そう言えばこの槍鉋は 与板の木彫鑿鍛冶 川野清松氏の物らしい。 この方はもう既に亡くなったらしいが、河野刃物は現在も有るそうだ。 今でもこれと同じ物を作っているだろうか。 槍鉋と言えば柱を削る本格的な物を想像するが この小型の物でも十分実用になるし、木彫ならこの小型の物の方が使い易い。