さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

土佐久礼の夜

2024年11月04日 | 四国・中国地方


土佐久礼には宿が少なく、しかたなく住宅街の中にあるゲストハウス。予約時に
「相部屋になるかもしれません」と言われていました。到着してみると普通の一軒家で
お遍路さんたちの宿でした。


俺以外は全員年配のお遍路さんたちでした。たったひとりの観光客ということか、
奥の部屋をひとりで使わせて頂きました。ただまあ隣の相部屋とはふすまひとつ
ですがw


お遍路のをじーさんは、スーパーで買ってきた弁当を食べていました。俺が居酒屋に
行くというと、「おお~~(なんと優雅なという感嘆)」という反応。こっちは
酒飲みが目的なんでして。。。

宿の女将さんがおすすめの酒場を教えてくれて、さらに電話して予約までしてくれ
ました。さすがゲストハウスw


それは「薮田」という店でした。魚が美味いんだって^^ カウンターではなく、
優雅にテーブルにひとり。わりとすぐに満席になる人気店でした。


刺身の三点盛は鯛、鰹、イカで、どれも絶品だぞぃ。土佐の酒に合わせます♪


鰹の腹皮の塩焼き。指宿で美味かった思い出が。途中で女将さんがやってきて
御挨拶。明るいいい感じの店でした。


ではもう一軒♪ すぐ近くに「エリーゼ」というスナックの灯が。今年何度いろんな
土地の「エリーゼ」に入ったことか^^;


誰も他に客はおらず、ママさんに焼酎の水割りを注文。言葉を交わしたら、どうやら
中国人らしい。そのママさん、カウンターのこちら側にやってきて俺の席2つほど
向こうに立って、カラオケの画面に映し出されているテレビ番組を見ている。
ガイコツ人に日本語の歌を歌わせるつまらない番組。こちらに対する接客なし。
ついに言葉を交わすこともなく、1杯飲んで帰ることにしました。これじゃあ客が
来ないはずだ^^; お会計は喫茶店レベルの最安値記録でした。


夜空には見事な満月でした。

それほど遅い時間ではないが、他の宿泊客はみんな寝ていました。それぞれの部屋に
計5人ほどだったか。我が部屋の、ふすまを隔てた隣の老人のどちらかがすんごい
いびき!雷鳴轟くほどwww 疲れないか? でも長生きしてお遍路で歩き回って
いるから元気なんだよなあー。その爆音でなかなか眠れない。すぐ横なんだもんw

老人は夜中にトイレに行きます。2回3回と行きます。それが5人ほどいるので、
ひっきりなしです。ガタガタガタ、、、ジャバ―!!! そして途絶えることのない
大音量のいびき。いや途絶える。たまに音が切れて、息が止まって?そしてまた
ぐわあーーー!!! やがて真っ暗な中に目覚まし時計が鳴り響く。スマホを見ると
5時前だ。誰かがガタガタと起き出して、早くもお遍路の出発の準備だ。グループは
3つだったらしく、3回時間差で鳴りました。

うつらうつらと断続的に寝て、目が覚めたら7:30頃。静かだな、と思ったら、
全員が出発していなくなっていました。みんな何時間も歩くんだね。ご苦労様です。。