さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

アムステルダムをぶらつく 4

2010年05月24日 | オランダ

 さてゴッホを堪能したあと、昼食にはオランダ料理を食べてやろうと街中を物色する。街角の揚物屋の前で列ができている。そこに並び、前のおねいさんに何があるのか聞いてみる。「チップスよ」と答える。うそでしょう~、と思いつつ「ほんとにそれだけなの?」と聞くと、実に本当らしひ。ジャガイモを揚げただけ!ニューカッスルの労働者と同じじゃあ!!!ゴッホの「ジャガイモを食べる人たち」を見てきたばかりで冗談ではない。暗いランプの光のなかで、最貧民のひとたちがもしゃもしゃと芋だけを食べている絵だ。100年以上経って、身なりは立派な人たちが、同じくイモだけ!「なぬぅ~」という顔をしたら、「あそこに伝統的オランダ料理屋があるわよ」と教えてくれた。(そんなやりとりをしている間に、列に並んでいる人たちが何が起こっているのかと興味津々にまわりを囲んでいた…)
 
行ってみると、何年か前に閉店したスナックのような入り口である。ひと通りも全然ない。勧められなければ絶対に来ないな、と思いつつ入ってみると、中は古風なパブの作りのレストランである。なかなか悪くない。メニューはすべてオランダ語。「わからんよ」と言うと、ウェイターは親切にすべてのメニューを説明してくれた。その数50以上!?
 茄子のマリネ、オランダ名物のコロッケを頼んだ。サラダ、パンなどが添えられていて、値段も安く旨かった。当然ビール(ハイネッケン)も飲む。ちなみに朝から出かけてずっと外にいるので、2時間も歩けば疲れてくる。その度にパブに入りビールを飲むわけだ。結果として一日中飲んでいる気がしてくる。しかしあまり好きではないラガーのハイネッケンも、生で飲むとなかなか旨い。やはり酒は御当地物が一番ということなのだらう。

 その午後、
繁華街のとあるパブで、1パイント飲んで小一時間過ごしたが、太った4人組が半パイントグラスで何度もおかわりをしている。なぜ小さいグラスで飲むのか?俺がいたときだけでも何杯も飲んでいた。その後土産物屋を見て歩き、ホテルに帰り、また3時間後ぐらいにそのパブの前を通ったが、そいつらはまだ飲み続けていた。間違いなく奴らは10リットル以上は飲んでいる。腹はビヤ樽よりも大きいw(゜゜)w

 
途中で花市場を通る。さすがにきれいである。しかし悲しいかな、私の美感は一面の花より、売春窟のおねいさん達を眺めて回るほうが面白かったのであった(*´`*)…花より華?



アムステルダムはほのぼのした雰囲気で、明るく賑やかですぞ。




これが寂れた入り口のレストラン。なかはシックで落ちついた雰囲気。こんな木製のテーブルと椅子が、なにかとても贅沢のような気がしますね。


オランダと言えばチューリップなどの花を連想しますよね。もっと花の写真を撮るべきだったかな^^;