コロッセオ ～イタリア紀行７

奥に見えている、半分欠けてしまっている競技場がコロッセオ。



約２０００年も前に使われていたこの競技場、収容人数は４万数千人、東京ドームと変わらない大きさだったのです。観客席は、どこも続けて２０分以上日が当たらないように計算されていたというし、レジャー施設にこれだけの文化を誇っていたローマ帝国の偉大さを実感させられます。







内部がまたすごい。今は底が抜けてしまっていますが、フィールドの下は地下室があって、剣闘士たちのロッカー・ルームになっていたのでしょうか。人前で文字通り「死闘」をさせられた囚人達の監獄になっていたともいうし、そういった奴隷が闘わせられた猛獣の檻もあったそうです。

驚くことに、この競技場一面に水を張り、海戦の競技もできたそうです。そんな途方もない発想をし、同意と許可が得られ、実際に設計をし、何年もかけて完成させてしまうというすごさ。

ローマは偉大なり！