さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

モーツァルト弦楽四重奏@城塞

2013年11月10日 | オーストリア・チェコ



食事も終り、夕暮れが近づいてきました。まもなくコンサートが始まります。



城塞の最上階。大司教や、偉~い人たちだけが入ることのできたエリアです。
考えてみれば、最近でも高知城の天守閣、シェーンブルン宮殿の王室、北京は
天壇の圜丘と、ひと昔前ならば一般庶民では考えられないようなところに足を踏み
入れております。すごいことですねェ。



先日ウィーンの楽友協会で「お楽しみコンサート」がありましたが、今回は音楽の道を
真剣に歩む人たちの演奏で、緊張感と気品漂う雰囲気。アンコールでは「アイネ・
クライネ」のサービス。同じ曲でも全く違う響きでした。

普段は自宅のスピーカーから、音がほぼダンゴ状態になって聞こえておりますが、
目の前の演奏だとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのかけ合いが視覚的にも入って
くるので、モーツァルトが跳ねるように楽しんでいるのがよくわかります。やっぱり
ライブはいいですねえ。

狭い空間なせいか、チェロのような低い音は反響し合って音が部屋全体に満ちる
よう。一方ヴァイオリンの高い音は強く冴えわたります。



演奏が終わると夜もすっかりふけておりました。歩いて10分で帰れる距離が嬉しい^^