さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

大和ミュージアム 広島再訪 6

2014年05月25日 | 四国・中国地方



この日は天気も良く、広島から30分程電車で移動して呉(くれ)に行き、そこの駅前に
ある「大和ミュージアム」に行きました。「ダイワ」ではありません。「やまと」であります。
「ヤマト」とカタカナにすると宇宙戦艦みたいだから、やっぱり「大和」なんだろうなぁ。

呉って、軍艦を作ってた街なんですね。右に造船のクレーンが見えてるでしょ?

特別企画展では「巨大戦艦大和展」となっていました。戦艦大和に特化した博物館
なのに、これって…(゜゜)?  ちなみに特別企画の展示は別料金になっており、
せっかくここまで来たんだからと払って入ったら… じぇんじぇん寂しい内容だったw



さて入るとすぐにこんな巨大な模型が飾ってあります。

カッコええとも思いますが、私は軍艦やらゼロ戦、銃などを見てゾクゾクするタイプでは
ありません。むしろ軍隊はもっとも嫌いなところですな^^;

「人類が作った無駄、世界の三大バカは万里の長城、ピラミッドと戦艦大和」なんて
冗談がありますね。確かにやられるのがわかってて出港して、すぐにフルボッコに
されて沈没ですから、冗談の種にされてもいたしかたない部分もあるでしょう。
当時は「多くの命を失うのがわかっていて船を出すことはできない」という反対もあった
そうですが、「このままおめおめと出て行かないで終わらすわけにはいかない」と
言われて押し切られたそうです。

そんなとんでもないやつに決定権を与えて従わざるを得なかった連中はたまった
もんじゃありませんなー。

まあしかし展示では、当時の造船技術の素晴らしさ、多くの技術者たちの努力と叡智
の結集が大和を生み出したのだということ、それが戦後に世界最優秀の造船技術を
作り上げたのだということ、そして巨大戦艦を作ることが、平和維持を目的としていた
のだということなどが語られていました。



鹿児島沖の海底には、いまもこんなふうに残骸が眠っている、という模型もありました。



週末なので、けっこう混んでいましたよー。みんな好きなのねー。



海軍のベントウ箱がありました。角の曲線がきれいですよねー。俺はこっちのほうに
関心&感心。



「回天」を知っていますか?いわゆる人間魚雷です。こんなんで飛び込んでゆくって、
相当なマインド・コントロールですね。世界貿易センタービルにつっこんだテロリストと
どう違うのでしょうか。「立派だった」と褒めたたえる人もいるでしょう。私はこんなのに
若者を乗せるやつが殺人罪だと思いますが。(炎上するほど読者がいないブログ^^;)



こういうのを並べるのが好きな人、「勇気を持って行って来い!」という人が問題なの
だと私は思いますが。やりたい人だけがその他の人に迷惑をかけない形でやれば
いいのでしょうが、問題はやりたい人は行く気がなくて、行かせたいだけだということ
でしょう。今の首相は「国を守る!」なんて息巻いておりますが、やってること反対じゃ?



この中に入っていた人、閉じ込められていた人、ほぼ全員が亡くなられました。
「国」を守るため?立派だったの?私にはよくわかりません。ただカワイソウで、
爆撃して沈没させた米軍よりも、戦争を起こした連中に怒りを感じます。そしてその
反省として「武力の行使は永久に放棄する」とした憲法を変えようとする連中が
嫌いです。