こちらは旧松橋家住宅。一般家庭の家としては大きいです。明治30年頃だってさ。
おお、広い。本がたくさん置いてあるところを見ると、かなりのインテリ?
廊下がまた長いんだ。雑巾がけも大変そう。
風呂はカワイイ。でも家の中にあるというだけで金持ち?昭和生まれの俺の
家にはなくて銭湯だったもんなぁ。
床の間も立派だよ。囲碁をたしなんでいるやつだったのですなあ。ちなみに私の
祖母の家にもあんな立派な碁盤がありました。我が父が、若い頃競馬で儲けた金で
買ったそうです。
ちなみに子供の頃、父親に習って囲碁を覚えました。こちらは若いので、だんだん
強くなっていきました。学校でもまれたあと、久しぶりに父親と打ったら、あれっと
いう程に弱いと感じました。あまりにも大差になってしまいそうになり、申し訳
ありませんが、途中から緩めて打ちました。それに気づいたか気づかなかったか、
とにかくしょんぼりしてしまい、「もう勝てないよ」とつぶやいて、それが最後に
なってしまいました。
はじっこの部屋に行って驚き!洋室があるではないで~すかっ!
こんな家に住みたいねー。
入り口のすぐ横には女中部屋が。こういうところは、だいたい窓もないものです。
この頃は、食べさせてもらうだけで極少ない賃金の雇い人が一般家庭にもいたの
ですね。漱石の小説にはよく出てきます。いまや使用人なんてよほどの金持ち
じゃないと無理ですよね~。