ジゴンダスは南仏を代表する葡萄グルナッシュ、カロンはエレガントの一語につきるカベルネ・ソーヴィニョン、両方ともあっさりなくなったので、とっておいたシャトー・ド・ロックフォールも開けてしまう。こちらはサンテミリオンのグラン・クリュで、葡萄はカベルネ・フランとメルローのブレンド。さっきの2本とはまた違う柔らかなコクと香り。
次々に違う種類を飲めるって、やっぱりワインは人を呼ぶと楽しい。それって中華料理と同じですよねえ。大勢でズラリと並んだ料理を次々に味わえる幸せ。
さてさて、前回ムキムキ筋肉を目指す初老の「結婚したいおじさん」を話題にしましたが、いったい「もてるためにはどうしたらいいのか」を考えてみました。ちなみに男女の好みは千差万別。これといった答えがあるわけではなく、あくまで確率を上げる程度の話になります。
まずは「金でしょ」という声が聞こえてきそう。深夜に好きな「ジェット・ストリーム」を聞いていたら、大沢たかおのナレーションで、「イギリス人女性による魅かれる男性の条件」を紹介していました。
「豪邸に住んでいる」だとか、「高級スポーツカーに乗っている」というのは、「魅かれる」が10%にも届きません。驚く高さを示したのが、「犬を連れている」で、50%ほどであったとか。確率論で言えば、金持ちというのは人柄がわかりませんが、犬をかわいがっていればやさしい人かもしれない、ということでしょうか。
それで思い出したのが「イケメン」の定義です。とあるアンケート結果によると、男は圧倒的に「顔がイイ」と答えるのに対して、女は「やさしい」とか「気配りができる」といったように、内面的な要素を重視しているということ。
はて、私も多くの男たちと同じように、「イケメン」の意味は、いけてる「面」(つまり顔)だとばかり思っていたのですが、もしやイケてる「men」なの?確かに「イクメン」(育児をする男性)というヴァリエーションがあることを考えてみると、後者のほうが正しい語源なのかもしれない。
もてるために筋肉をつけようとトレーニングに励んでいるおじーさん、それはそれで結構なんですが、確率を上げるためにはあまり効果はなさそう。私が思うには、せっせとつけまつげやら香水をつけている女性と変わらないような気がします。
「自分だったらどういう相手がいい?」から出発して、次に「相手はどんなことを求めているのだろうか」に至る想像力が必要なのでしょう。しかしもしかして、おじーさん、まずひきしまったウエストと豊かな胸なんかがお望みなのかしら(^益^;