さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

トライアングル

2016年02月21日 | らくがき

        

米国の大学の話。
 成績を良く保って友人とのつきあいをしたいならば、睡眠を削らなければ
ならない。良く寝て成績を保ちたいならば、友人とのつきあいを犠牲にしなければ
ならない。友人とつきあって睡眠をとれば、成績は悪くなる。つまりこの三角形は、
3つを手に入れるのは難しく、どれか2つを選んだら、1つはあきらめなければ
ならない、という話なのです。日本の大学とはだいぶ違いますな^^;
 私は「よく寝ていて、成績も悪くて友人も少ない」という人を沢山見ていますが。

       

それで思い出したのが、誰が言ったのか忘れましたけれど、この三角形です。これも
2つまではありえますが、3つを同時にということはないという話。
 知的で誠実であれば、「ナチ」にはならない、ということです。「ナチ」は
「専制君主」でも「自分勝手な悪い奴」でもいい。「知的でナチ」は恐い奴ですね。
それは数が少ないが、害は大きい。次に数が多くて、同じように害が大きいのは
「誠実でナチ」です。これは知的ではない。誠実だけに始末が悪い。暴走するし、
一生懸命で声がやたらにでかかったりします。「知的でナチ」の子分になったり
するので困りものなのです。
 もちろん「知的でも誠実でもないナチ」の顔も浮かんできますね。

       

最後は「3つ揃わなきゃ」という酒の話です(^益^;
 ワイン造りには「天地人」が揃わなければならない、と言われます。天候、土地、
そして造り手です。
しかしここでは「造る」のではなく、「飲んで楽しむ」話です~。
 先日ワイン好きの友人と、季節ごとぐらいに行くワインバーに行きました。もう
何年も通っているいきつけの店なのですが、いつものソムリエールがいない。聞いて
みたら、別の店に移ったとか。いなくなってわかったのです。我々の好みや、飲む
ワインの値段などをわかっていて、飲み頃のお勧めを出してくれて、そのワインの
話をしてくれる人がどれだけ大事かってことを。
 幸い電車で移動できるところの店に移籍したということで、そちらに行きました。
そこで極上のブルゴーニュを飲みながら、酒はその品質だけではなく、人(これは
一緒に飲む人と、店員、また店にいる客たちも入る)、場所(雰囲気も大事です)の
3つが揃ったときに一番しあわせなんだと。

 奮発して高級ワインを飲んでいたのですが、この3つで重要度を考えてみたら、
実に「品質」はさして重要でないことに気がつきました。いい感じの人と酒を飲む
場合、それは場末の居酒屋でホッピーやら安酒の熱燗でも全然構わない。
 逆に私は滅多に行きませんが、しかたなく職場で宴席に出なければならないとき、
高級な店で高級な酒を飲んでもまるっきり旨くないものです。やっぱり酒は、「人」
なんですね~。