中国人のチェングォがまた日本にやってきました。9年ぶりです。俺が新疆ウィグル地区に
行ったのがもう5年前ですから、会うのはそれ以来。今回はお母さんを連れてきたのです。
親孝行な奴でしょう~。
新宿に宿をとり、浅草にやってきました。先日改装工事をやっていた雷門の工事も終わり、
提灯が出ていました。「松下電器」の宣伝を見て、「パナソニックだ~」と笑っていました。
こんなもの目に入らなかったけれど、たしかに宗教設備にデカデカと広告を載せるのも
変ですよねえ。
ブラブラと見物をして回り、昼食には「天健」の天丼。近くの「大黒屋」にはいつも行列が
できていますが、こっちのほうが味はずっと上でしょう。お母様は初めての天丼を食べて、
「おいしい」と喜んでくれました。
チェングォと私は英語で話しますが、お母様は外国語ができないので、思いっきりこちらに
中国語を話してきます。まるっきりわかりません^^;チェングォが訳してくれます。
チェングォと話している内容を中国語に訳してあげないとお母様が気の毒なので、2人で
話していると途中で「ホラ、お母さんに説明してあげなきゃ」と何度も言ってやりました。
ご年配で完全アウェーの世界にいるんですからねえ~。
スカイツリーに登るか、江戸博物館を見物するか、上野の博物館を見るかといろいろ提案
しましたが、隅田川を船で行って浜離宮庭園を見るのがいい、とお母様の御意見でした。
というわけで、外国人がちらほらの浜離宮へ。中国人観光客の多くは早朝からあちこち回り、
できるだけ沢山の見物をしたいというハードスケジュールを好みますが、チェングォ親子は
あまり急がずにのんびりしたいとのことでした。
じつは浜離宮に来るのは初めてでした。浅草から船に乗ったことは何度かありますが、
いつも台場に行きましたからねェ。
東京タワーが見えました。あそこに行きたい!ともおっしゃいませんでした。
というわけで、新宿のホテルに早めに帰りました。夕方はすぐ前にある高島屋で買い物を
楽しんだようです。楽しむというよりは、家族親戚友人たちに、いろいろお土産を買わなけ
ればならなかったようで。
ちなみに、空港から到着したとき、2人でスーツケース中2、大1と3つ持ってきました。
大を指さして「ひとつはお土産だよ」と言ったのは冗談かと思いましたが、実に本当で、
俺と俺の家族や親戚にと、山盛り持ってきたのですw
俺もお父さんと中国でお世話になった叔父さんにと日本酒を2本、さらにいろいろと渡して
大きなスーツケースをいっぱいにしてやりました。すると帰るときに、スーツケースの大が
もうひとつ増えていました(^益^)w
上の画像は、ホテルの和食レストランで歓迎パーティーをやったのです。
俺があちらに行ったときには、何度もすごいご馳走が並ぶ大宴会を開いてくれました。
チェングォと親友になって俺が中国に行ったのは5回。その度にあちらの両親のみならず、
親戚一同、友人らを総動員して歓迎してくれました。チェングォが日本に来たのは2回目で、
今回母親を連れてきました。やっと少しお返しができると思っていたのに、「時間を使わせて
申し訳ない」とか「悪い悪い」の連発。
一般的に中国人は、一度ファミリーとして迎えられると、もうとことん世話をしてくれます。
例えば私の子供の奥さんとかがもし中国に行ったら、あちらの親戚友人のネットワークがみんな
行くところすべてで世話をしてくれるという感じです。そういう文化なんですね。
そして「3倍返し」しないと気が済まない傾向もある。チェングォのお母様は、もうこの
旅の間に何度も「今度は桂林に来て」と繰り返していました。ものすごい歓待の大宴会の
連続が待っているのは明らか。「部屋を空けておくから、しばらくの期間来てくれ」とか、
「親戚がホテルをやっているので、そちらに」とも。そして「仕事を定年したらじっくりと」
という言葉も。いやっは~、楽しみだなあ。(^益^)b