さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

五能線に乗って北上する

2023年09月22日 | 東北シリーズ


明け方から不老不死温泉に入って、長生きできるかな?いや不老不死なら長生きどころ
ではなかろう。「いい年こいても変わらずアホ」なら自信あるんだが。。。


風呂はとてもいいんだが、ゆっくり連泊するのは無理。だってすんごい量の御馳走しか
選択肢がないんだもん。でも平日のせいか、ひとりでも広い部屋に泊まらせてくれました。
立派な温泉宿って、2人以上でないと予約できなかったりするんですよねw


お隣の駅までマイクロバスで送ってくれました。乗車したのは俺の他に女性ひとり。
向こうに立っている人です。


朝一番だと東能代に7時台出発の列車なので、乗客はほとんどなし。片方ひとりの
座席で海側に座ることができました。ここからは絶景が続くのでよかったー。


しゅっぱぁつ!


しばらく進んで深浦という駅で突然「20分停車~」というアナウンス。列車が行き交う
のを待つのです。乗客はパラパラと降りました。あの車庫は、草の生え方からして
使われてませんね。


ここは北前船の寄港地だったか。


「風待ち港」というわけですね。幕府は他の藩が軍事的に船の建造をすることを
防ぐため、すべての船は「帆がひとつだけ」という制約をしました。甲板もないため、
北前船は荒れた海を無理に進むことができなくて、風が吹いたときは各地の港に
避難しているしかなかったのです。この政策のおかげで日本の船乗りは技術は高かった
のに、制約された船の性能のおかげで航行能力の向上は望むことができませんでした。
まあ鎖国していて外洋に出るつもりもありませんでしたから。その間に西欧諸国は
とっくに大航海時代を過ぎて、そのうちアメリカからは巨大な大砲を積んだ黒船が
やってきたわけで。。。


小さな駅構内には北前船の模型がありました。帆がふたつあるようだが?


ちょっとだけ外に出てみました。


ふうむ、見事になんにもなさそうだ。