さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

釜石の2軒目はステラ(^益^;

2018年04月19日 | 東北シリーズ



仮設商店街エリアは絶滅しかかった悲しい雰囲気だったので、2軒目はホテルの近くの
繁華街に繰り出すことにした。

ホテルのフロントの青年に、「この辺にはバーとか、お勧めはありますかね?」と聞いて
みたら、横にいた若いフロントマンと一緒に「う~ん、このあたりには、そんなにしゃれた
バーとかはないですねー。場末のスナックで、年配の女性とかが多いんですよ~・・・」と
さえない口調。

ううむ、俺が垢ぬけたシティ・ボーイで、ダンディーなセレブリティに見えるせいか、
(カタカナが多いぜ^^;)六本木や銀座のようなオーセンティックバーを求めている、
と思われたらすい。俺は旅行に出たときは、その町のレジェンド、戦中戦後あたりから
長い歴史を生きてきた人生の喜怒哀楽の経験を聞きたいんだよ^^

フロントマンは繁華街マップを出してきて、「この店なんかは若い子が多いらしいですよ」
とかいう助言を聞き流して、いざディープな場末の店探し!



こういうところって、中が見えなくなってるし、ドアを開けるまでどんな感じだかわからない。
福袋を開ける瞬間というか、玉手箱をぱっかり開けたら、目の前にはおばーさん、みたいな?
俺がじじーになるんじゃなくて!?

期待通り、おばーさんがひとりでやっている店でした(当たり?)。常連さんらしき
おじーさんがひとりいましたので、主にそちらのお相手をなさっておりました。



このおばーさんは料理上手で、手前のきんぴらは明太子和え。なかなか旨かったので、
帰ってから早速作ってみました^^



お会計のとき、かなり安かったので(料理は料金に入らないのかな?)、おつりは「飲んで
下さい」と辞退しました。何せこのママさん、話しながら楽しそうに結構飲んでいたからです。

すると「それじゃあお稲荷さん持って帰って!」とこんなにくれたのです。もう深夜だし、
翌朝はホテルの朝食がついているし、旅先に持ち歩くわけにもいかないし、捨てるわけには
いかないし、酔っ払った勢いでホテルで寝る前に一気食いw

そうそう、遅くなってホテルに帰ってきたら、フロントの青年2人組がまだいて、「どうで
した?」と聞いてきた。「いやあ、期待通りおばーさんひとり!楽しくやってきましたよ」と
お稲荷さんを見せて、ひとしきり報告したのでした。

実はそんなことをしたのを思い出したのは翌朝。チェックアウトでフロントに鍵を出したとき、
この青年がこちらを見てニヤッとしたのです。「なんだ?」と一瞬思い、そぉ~~だ、昨夜
スナックでの出来事を、フロントでたっぷり話したんだっけ。しょーもない酔っぱらいだった
ってことかしら?



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