さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

フェリーは蔵之元港へ到着

2017年10月13日 | 九州シリーズ



フェリーは天草の牛深から、鹿児島の蔵之元港へ向かいます。



おうおう、タンカーが前を横切って行きました。こういう船に乗せてもらって、遠洋を
行くのもいいらしい。とにかく強制的にのんびりするしかないという環境。退屈との
戦いになるのか。しかし海や空の様々な姿を堪能できるでしょ。星もよく見えるだろうし
ねえ。スペイン人やイタリア人などが乗っていたりしたら言葉も覚えられるだろうなあ。



雲の形も見ていて飽きませんよ。



さて蔵之元港へ到着です。



乗ってきたフェリー。ここで約1時間半、バスを待つ。フェリーの到着する港なんだから、
レストランとか喫茶店くらいはあるだろう、と思っていたのが間違いだった。ナイ!

乗客はちらほらいたのですが、みなさん車に乗っていて、船が到着したらみ~んな
ブルン!と行ってしまいました。バスを待つ奴はいないらしい。そういうものなのー?
それじゃあ港で食堂なんか営業できるわけがない。だーれもいなくなるんだもん。



向こうのほうに、商店らしきものがある。まずはそこに行くしかなかろう。



幸い営業中でした。例によってヲヴァ~サンがひとり。昼時で時間が余っているけれど、
食事は無理そうだ。まあここんとこ体調が悪くてずっと昼飯は食ってないからいい。
缶チューハイがあったので、それを買って椅子に座らせてもらう。

「バスは1時間半後なので、少し休ませて頂けますか」とお願いして話が始まった。

すべて公共の交通機関で天草から鹿児島を周る旅をしていることを伝える。そして
この地域の現状の話になり、ヲヴァ~サンは「若い人たちはみんな出てゆく。仕事が
ないしね」とため息まじりの話。このエリアでは政策としてコンビニを許可しない
そうです。だからこういう商店が生き延びているわけですが、若者などはきっと不満
なのでしょうね。

「これからバスに乗って街道を行くと、立派な屋敷があれば、それはみんな役所に勤める
公務員とか、農協の人の家だよ」とおっしゃる。まーそうなんでしょうねー。役所の
そばには居酒屋、料理屋があり、私は地方の町で、役人がエラソーに幅を利かせている
のを全国で見てきました。

住んでいる人から見たら、はぶりの良い家はそういうやつらの家だとw



港の向こう側に、立派な建物がありますね、と聞くと、あれは閉店したホテルだそうです。
ここらで一番大きかったとか。夜中に電気がついているので警察が呼ばれ、行ってみると
泥棒がいたそうです。外国人などが、キッチンのステンレスだとか電気の配線などを
ひっぱがしてかき集め、売って金にするそうです。

なんとなく年齢の話になったときには、「うはおっ!大学生かと思ったよっ!
それにしては落ち着いた話し方をするな、と思ってたけど」と3度、4度と驚く。
大学生だったのはカナーリむかしだなあ^^;

そろそろバスの時刻が近づいてきて、お別れを言わなければ、と思ったときに、
ヲヴァ~サンは店の奥に行ってしまいました。そのまま行ってしまうのはな、と
思っていると、お皿にスイカを切って出してくれたのです。うれしーなー♪

わずか1時間半のおしゃべりでしたが、楽しい出会いでした。最後に「お達者で^^」と
言うと、頬にポッと明かりがついたようでした(^益^)ノシ



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