さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

小樽土産は…

2014年10月18日 | 北海道シリーズ



午前中から日本酒の試飲をグビグビやって、昼には小樽ビールを全種類。少々
酔っ払って駅に向かう。店を出る前にカラにしたはずなのに、しばらくしたらまた
満水警報。飲み過ぎだからなあー。

しかたなく最寄りの厠を探すわけだが、緊急事態が迫り、あるな、と覚えていた
渋い喫茶店に急いで入る。



おうおう、内部はシックな作りで骨董品のような時計が沢山並んでおりました。
ちょっと上品すぎるというか、落ち着かねーぞ。。。

ま、落ち着かねーのは満水警報が出ていたからもあるわけで、まったく落ち着いた
フリをしてコーヒーを注文し、心ではあせってすぐに厠へ。。。



おうっ! 思わず写真を撮ってしまったではないか。なんだか教会のヴァージン
ロードってかっ??? しっししたいだけなんですけどwww
こりゃ便所とかトイレじゃないよ、「お化粧室」だよねえー。



ううむ。。。 喫茶店は、もうちょっと場末感があったほうが落ち着くねー。煙草の
匂いがして、すぽおつ新聞とかゴシップ系の週刊誌とかが置いてあるようなねー。



帰りに八百屋の前を通ったら、ご覧のようにいろんな種類のトウモロコシが。
日本酒とワインを送ってもらうことにしましたが、こんなのも土産にいいよねェ。

リュックに入れるのもかさばるし、いろいろ送ってもらうことにしたのです。



というわけで、一週間の滞在もあっという間に過ぎ、小樽観光は終了となりました。。。
翌日は札幌へ移動です。



んで、家に着いたらいろんなトウモロコシやカボチャが到着しました。
なんか旨そうでしょ?



好きなスイカもついでに。でっかくて印象的な楕円形。ブランド名がついてました。
でもねー、ちゃんとクール便で送ってもらったのに、痛んでたのー(´;д;‘)ノ



白いトウモロコシって、なんか旨いカモ、と思いましたが、黄色いほうがよかった^^;



旨かったぞー(^益^)b



緑のカボチャは、まるごとグラタンにしました。電子レンジとグリルで、わりと簡単に
出来ます。やはりなじみ深い緑のやつが一番うまかったなあ~。ホクホクで^^

いくつも買ったので、ネットでレシピをいろいろ検討しましたけれど、「赤や黄色の
カボチャはズッキーニのような種類のもので、調理してもあまりおいしくない」などと
書いてあって愕然。

でもね、バター醤油炒めとか、和風の煮物にしてみたり、みんな十分おいしかった
ですよ^^


小樽ビール ~小樽倉庫No.1

2014年10月17日 | 北海道シリーズ



昼食には、小樽の地ビールを飲んでやろうと、運河の横にある「小樽倉庫No.1」に
やってきました。昔の倉庫を改装してあるので風情がありますね。



すっきりのピルスナー。少し歩いたあとは、さっぱり系がいいかも。まだほんのり
日本酒の酔いが残っているのぢゃ。。。



つまみに生ハムを頼んだら、おねいさんがでっかい太ももを持ってきて、目の前で
切ってくれるのでした^^



二杯目はコクのあるドンケル。じっくり楽しむにはこういうのがいいねえ。



3杯目はフルーティーなヴァイス。これで全種類制覇。空いていて遠慮なく煙草を
吸えるのも嬉しひ。しかしね、このカウンターの上がポットスチルになっていて、
見学の客の足がゾロゾロを目の前を通るのです。目の前に靴だよ!



ホレ、上から見た様子です。カウンターに座っていると、あの上の台をゾロゾロと人が
歩くんだ~www


小樽市総合博物館 運河館

2014年10月15日 | 北海道シリーズ



亀甲蔵でたっぷり試飲したので、ほろ酔い気分で小樽の街へ入ってゆきました。
ブラブラと土産屋を見て回る。ガラス細工の店が多くて、どこも観光客がいます。
私はあまりこういうのには関心がない^^;



オルゴール館もありました。年代物や、すごく高価なものもありましたが、そういう
品は触れないし聞くことができません。オルゴールというと同じ曲を繰り返し聴くしか
ない作りが普通ですが、何十曲もプログラムされていて、クラシックや民謡、ポップス
などをいろいろ聴ける何十万円もする高級品が売れているようでした。

あるところにゃあるんですねェ。。。



歯医者さんもこんな古い建物を改装して使っているんですねー。



これもシックで素敵な年代物です。



しかしよおく見ると、だいぶ修復が必要になってきているようです。メインテナンスも
大変なんでしょうねー。



さて小樽の博物館、運河館に行きました。こういうところには観光客は来ない^^;

こちらは北前船の古い写真。



画像をクリックすると大きくなります。ぎりぎり字が読めるかなー。北前船が全国の
物資を売って買って商売をした記録です。あらゆる物を運んだんですねェ。



こんな望遠鏡を使って、荒れ狂う日本海を旅したのです。。。



鰊の漁獲高です。昭和10年頃になって、パタッと獲れなくなったのですね。



小樽は港で栄えたので、最初は札幌よりも人口が多かった。しかし札幌は戦後に
なって爆発的に開発されたのですね。本土から見れば「開発」。アイヌから見れば
怒涛の「侵略」というわけだ。


田中酒造 亀甲蔵

2014年10月14日 | 北海道シリーズ



さて小樽滞在も最後の日。祝津も行ったし余市にも行ったし、この日はただ小樽の
街をブラブラしようかと。

ホテルから歩いて10分あまりのところに田中酒造亀甲蔵(きっこうぐら)があります
ので行ってみました。今回の旅は、ビール、ウィスキー、ワイン、そして日本酒です
なあ^^

亀甲蔵の建物は年代物で、歴史的建造物に指定されているそうです。



なんとなくおなじみの施設を一応見学。



こちらは小樽の地酒、「寶川」を作っているのです。



さてテキトーに見学したあとは、メインの試飲であります(^益^)b

なかなか素敵なお嬢さんがお相手をしてくれました(*´Д`)ノシ
飲み屋でもないのに、昼間っからシラフで仕事をしている女性に酌をしてもらうのは
ちと照れるねェ^^

嬉しかったのは、この秋限定商品や、大吟醸といったお高い酒も全部飲ませて
くれたこと、そしてお猪口になみなみと注いでくれたことです。たっぷり一杯を何杯も
飲むと、軽く一合徳利を越えた量に?!うっひっひ。



買ったのは、右がこの蔵だけで売っている「亀甲蔵」、味はさっぱり辛口系。そして
左はなにやら賞を取ったという、一番高級な大吟醸。こちらは流石にふくよかで上品。

まだ午前中だっていうのに、多めの試飲で少々酔っ払いながら小樽の街へ歩いて
ゆきました~。


政孝とリタ 余市蒸溜所

2014年10月12日 | 北海道シリーズ



ここは旧竹鶴邸。竹鶴政孝と、スコットランドから連れてきた奥さんのリタが住んだ
家です。



内部は洋風。奥さんのために、マッサン頑張ったねェ(^益^)b



ウィスキーは作るのに何年もかかるから、失敗は取り返しがつかないので、すごい
プレッシャーだったはずです。出来たら出来たで、あまり飲む習慣のない日本人に
売れるかどうかも心配だったろうなあー。そこは強い信念?

戦争になり、おいしい汁を吸った戦争成金やら軍部の連中などが沢山贅沢品を
消費したので(いくさの知られざる裏面ですね)、ウィスキー製造者はとっても
儲かったそうなんですが^^;



リタちゃん、かわいいよねー!ひとりで地球の反対側まで来て、まるっきり文化の
違う土地柄、しかも女性には厳しい因習の支配する国で暮らす決心をするのは、
政孝への深~い愛情だったのでしょう~。

連ドラのヒロインはヤンキー娘?スコットランド訛りは無理でしょうが、ちとイメージが
違うような…^^; これから戦争になって、敵国人としてひどくいじめられるのです。
人種差別もどれくらい描かれるのかな。あまり見たくないです^^; いきなり出だしで
姑役のピン子が意地悪するので、もう嫌になってしまいましたーw

政孝も、なかなかの男前です。前のシリーズの村岡花子さんの旦那さんは、実は
ゴリラみたいな風貌だったのに、テレビではスラッとした二枚目が演じてて唖然。
今回はもともと二枚目だからそれはいいですが、俳優がちょっと軽すぎる雰囲気?
スコットランドまで単身で勉強をしにいった、ものすごくストイックな人だったのにー。



リタの眼鏡が展示されていました。

リタさん、政孝にスコットランドを代表するロマン派の詩人、ロバート・バーンズの
「スコットランドの酒」という詩を送ったそうです。ちょっと抜粋でご紹介(^益^)b

Let other poets raise a fracas
"Bout vines, an' wines, an' drucken Bacchus,
An' crabbit names an'stories wrack us,
An' grate our lug:
I sing the juice Scotch bear can mak us,
In glass or jug. 

O thou, my muse! guid auld Scotch drink!
Whether thro' wimplin worms thou jink,
Or, richly brown, ream owre the brink,
In glorious faem,
Inspire me, till I lisp an' wink,
To sing thy name! 

他の詩人たちには騒がせておけ(歌わせておけ)
葡萄や葡萄酒、そして酔っ払ったバッカス(酒の神)についての詩を、
その意味のわからん名前や物語が我々を悩まし、
耳障りなんだよ。
私はスコットランドの大麦が産み出してくれる酒を歌おうじゃないか、
グラスとかジョッキでね。

ああ、そなた、私の詩神よ!古き良きスコットランドの酒よ!
うねうねしている管のあいだをそなたがすり抜けようとも、(蒸溜してるのです)
また濃い褐色をして、グラスのふちからブワッとこぼれようとも、
素晴らしく泡立って、
私に霊感を与えておくれ、舌がもつれて目がトロンとなるまで、
そなたの名を歌い上げるために!

       *          *           *

May gravels round his blather wrench,
An' gouts torment him, inch by inch,
What twists his gruntle wi' a glunch
O' sour disdain,
Out owre a glass o' whisky-punch
Wi' honest men!

O Whisky! soul o' plays and pranks!
Accept a bardie's gratfu' thanks!
When wanting thee, what tuneless cranks
Are my poor verses!
Thou comes-they rattle in their ranks,
At ither's a-s!

石よ、膀胱のまわりをねじれなさい、
痛風よ、そいつを苦しめなさい、じわじわとね^^(外国の高い酒を飲むやつです)
むっつり顔や不機嫌な侮蔑の顔で
ブツブツ言いやがって、
こっちは正直な連中と、
ウィスキー・
パンチのグラスだ!

ああウィスキー!たわむれとおふざけの魂よ!
詩人のこころからの感謝を受け取ってくれ!
そなたが切れているときには、私のヘタクソな詩は
なんと調子っぱずれの言い回しになることか!(しらふじゃ仕事できねーか?)
そなたがやってくれば、詩は列になってスラスラと出てくるぞ、
それぞれの尻をとってさ!

*最後わかりますでしょうか。各行末は同じ子音で韻を踏んでいるでしょう?
同じ音を重ねて詩が作られるわけですが、ウィスキーで酔っ払うと調子に乗って
次々と尻をとった韻を踏んで詩があふれ出てくると言っておるのです。



最後はお決まりの試飲コーナー。シングルモルトやブレンディッドを比べて楽しめます。
タダだとよけいに美味しいね!(^益^)b



というわけで、余市の遠足は終わりました~。ホテルに帰って例の巨大なショッピング
モールで早速靴を買い、近くのスパ施設に行って、のんびり風呂に浸かったのでしたw