さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

イカがのたうち回る海鮮丼 21

2016年05月09日 | 北海道シリーズ



いよいよ旅も終わり、帰る日になりました。土産を買うのには函館自由市場に。
飛行機で帰るので、冷蔵品も買えるので便利ですなあ。



中にある食堂で昼飯。その後テレビで、この店が紹介されていました。注文が入ると
売り場のほうに仕入れに行くとか。確かに私が注文したら、店の人が食材を取りに
行っていたような。




イカ&イクラ丼です。生きているやつをさばいた直後なので、醤油をかけると
あんよがのたうち回るのです。動画に撮りましたので、あとで見て下さい^^

   

ホテルのすぐ前にある喫茶店。ホテルのロビーには無料のコーヒーがあるのですが、
こちらを試してみることにしたのです。このお向かいにある「Barかなざわ」の
マスターが、この古い喫茶店はこの界隈の情報が集まる場所なんだ、と教えて
くれたので、ちょっと見てみようかと(^益^;



う~む、確かに古い、いい感じです。こういうじーさんやばーさんがひとりで
やっている喫茶店には、近所の常連の人がやってきて、ずっと話し込んでいる
のです。んでたまーに俺みたいな「部外者」が闖入するわけだ。



さて帰りの飛行機です。湯の川温泉の真上を通って飛び立ちます。何度も見上げた
ものですが、今度は逆の立場。あーさよーならー(´;д;`)ノ



離陸すると、2~3分で津軽海峡を越えてしまいます。まだ高度が低いのに青森。



上の画像で見えている岬は、矢印の場所です。



雲に飛行機の影が映っていました。



東京湾を横切って、羽田空港に着陸するところです。先の尖っているのは富津岬。
あの先っちょまで歩いていったことがありましたなぁ…(^益^)w

*さてさて、久しぶりにビデオを編集してみました。函館旅行の様子です。
 函館山からの夜景、熱帯植物園でおさるが温泉に入っているところなども見られますよ♪


函館


居酒屋かなざわ 20

2016年05月08日 | 北海道シリーズ



この日は湯の川温泉でお気に入りの居酒屋、「かなざわ」へ。



先日は上の階で、息子さんがやっているバーで女将さんをお見かけしましたね^^;
ご夫婦そろって元気にやっておりました。ここの旦那さんの実家が青森だという
ことで、田酒が飲めるのです。



「ハタ」です。やはり北海道は白身魚が旨い。

函館でお気に入りの店を聞かれたので、いろいろ答えましたが、「港のほうにある
来々軒のシャッターが閉まっていて、路面電車から見たら何やら張り紙がして
ありましたよ」と話をすると、カウンターの向こうに座っていた常連さんが、
「話に割り込んですみませんが、来々軒のおばあさん、亡くなったそうですよ」と
教えてくれました。

            え~~~~~!

ちょ~っとへこむなあ~~~。すごくいい感じの店だったのに…。 _| ̄|〇



牡蠣のにんにくバター炒め。ひとりでモリモリ。こってり料理なので、流す酒が
増える。純米吟醸と季節限定山廃仕込みのいったりきたり。



ニシンの切り込み。これが好きだー。一緒についてくる大根おろしが嬉しい。

ところで、お気に入りのこの店、「あと5年でやめる」という女将さんの爆弾発言。
「どおしてなの?!」と聞くと、「もう年金が出る年だし、体もきつくて」という
お話しでした。考えてみれば、普通のサラリーマンなら定年の年齢。そうそう休む
こともできない大変な仕事だし、気持ちはわかります。。。

わかるけど、そりゃあまいっちゃうなあ~。来々軒が閉まり、松風町の「山吹」は
「あと2年」とか言うし、俺はどうしたらいいんですかっ!確かに何十年もやって
いる店は、感じがいいから長く続いているんです。そういう店だから好きになるん
です。でも長くやっているからこそ、これから何十年も、なんてありえないわけだ。
ううう、今回の旅では、こういう時の流れと時代の移り変わりを痛感したのでした。



ここのおにぎり、でかいんです。注文するときに、好きな「いぶりがっこをつけてね♪」
とリクエスト(^益^)b


ジャズ喫茶に行く 19

2016年05月07日 | 北海道シリーズ



市立函館博物館のすぐ裏に、ジャズ喫茶があります。今日の目的はココなのです。



おお、巨大なスピーカーから渋いジャズが流れている。注文したのはご覧の
フルーツパフェ♪ おっさんひとりで入ってきて、これを注文したら、最初は
予想してなかったようで聞き返されました。こりゃうまかったなー。



んでコーヒー。のんびりするので、ひとつずつ追加注文。それにしても、部屋中に
ジャズが鳴り響いているっていいねェ。ライブ演奏ではないけれど、まるで
映画館にでも行ったような体験。東京の古いマンションじゃ無理だからなあ。
なんと外は吹雪になった。



しかし出る頃には止んでおりました。公園を突っ切って帰るのですが、なんか
景色が新鮮?



そぉ~か、前回の景色はこんな雪だったからなあ~。



こんなのもあったのかー。しかしこういう施設、何か月も雪に埋もれていて
大丈夫なのかしら?



というわけで、この日の予定はジャズ喫茶で終了。また路面電車をはじから
はじまで乗ってホテルに帰ります。風呂に入ってビールを飲んだら、居酒屋に
行くのだ(^益^)b


市立函館博物館 18

2016年05月06日 | 北海道シリーズ



立待岬を歩いた後は、市立函館博物館です。ここも私の好きなところです。入場料が
100円で、いつも空いているし(^益^)b



床がピカピカ。展示品もいいけれど、このハコ、建物自体が古くていい感じなのです。

こういうのを見ると、むかしの学校を思い出すなあ。私は学校が大嫌いで、行か
なかったら先生が自宅まで迎えに来たこともありました。建物の雰囲気すべてが
嫌でした。でもすっかり大人になったら、こういう雰囲気が懐かしくなって(?)、
「いいねえ」と感じるようになったのです。どうしてなんだろう。



座っているのがアイヌ。1886年(明治19年)の写真です。英国の旅行家、イザベラ・
バードが1878年に函館にやってきて、「日本奥地紀行」という本を書いています。

日本人の書いた歴史はどうしても当事者、征服者、侵略者という目線を避けて通れ
ませんが、他所から来た「ただのおばさん」目線は、比較的客観的な描写を可能に
しています。

それを読むと、同行した日本人通訳の「アイヌは犬だ」という偏見の言葉にバードは
気分を悪くしています。しかし西洋人がアフリカ、オーストラリア、アメリカ大陸と
いった植民地で原住民に残虐な行為をしているのに対して、日本人はアイヌ民族に
それほど残酷ではなく、共に暮らしている面もある、と見ていることに、私は少し
ほっとしたのでした。まあその時代に乗り込んでいって土地を収奪したことに変わりは
ないのですが。



「西洋人=文化人=キリスト教信者」という自負心のあるバードから見て、アイヌ民族は
結局は「未開人」と映ります。しかし彼らは「穏やかで親切で正直」であり、さらに
その素朴な自然崇拝の信仰は、決して野蛮なものだとは見ておらず、この時代に
してはかなり開かれた偏見のない視野を持っています。

バードは横浜から北上して日光、新潟、秋田、北海道を旅し、さらには西の伊勢まで
行きました。明治時代の日本の様子がわかってなかなか面白いですよ。いずれ
どこかで紹介することもありましょう~。



こういう展示物があると、ついしみじみ見てしまいます。

  

こういう写真もそう。トウモロコシを食べている少年たちの嬉しそうなこと!



函館は、たびたび大火災に遭いました。
いくつかの土蔵を除いて全部焼けた様子です。



「パノラマで見る明治と今の函館」という展示がありました。

どうです、上の明治時代の様子。いまは繁華街となっている五稜郭のあたり、そして
湯の川温泉のあたりはな~んにもない。考えてみれば港から発展していったのです
から、当然なのでしょうけれど。



さらにこれは江戸時代でしょう。ほんとに建物は港のエリアだけ。外洋に面したほうの
海岸には砂浜だけかー。



最後にトイレに入ったら、おお古い!と思ったので撮影(^益^;


立待岬へ 17

2016年05月05日 | 北海道シリーズ



この日は立待岬へ。あちら方面にジャズ喫茶があるので、せっかく路面電車の
終点から終点まで乗って行くので、岬まで行こうと思ったわけです。



向こうには青森が見えます。雲が下まで届いていますね。あそこは雨なのか?
雲が切れるときれいに晴れるし、暗く曇ったりと天気がくるくる変わります。



すぐ後ろの函館山には観光客がとぎれないというのに、ここはいつもガラガラ。



向こう岸の、ちょうど真ん中あたりに滞在しているホテルがあります。さっきいたとこ。



これがホテルから見た景色。函館山の一番左が、このとき立っていた立待岬。
高性能の望遠レンズなら、お互いが認識できるかな? ま、ひとり旅だからな…。



私の使っているコンパクトカメラでは、これが限界ですな。



中央に見えている大きな建物が、先日宿泊していたホテル。ちょっと前なのに、もう
ずっと昔のように思えます。



函館山。ロープウェイから、立待岬方面にひとりで歩いているやつがいるな、と
見ているかなー。