さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

夜はバー@湯の川温泉 16

2016年05月04日 | 北海道シリーズ



夕食はホテルの近くにある蕎麦屋。昔ながらのいい雰囲気の店です。ただし、酒が
ない。以前にメニューを見て「どういうことだ?!」と呆然とさせられたところである。
ではなぜに再びそんなところに入ったか?

それはバーに行くためである。この何日か、一軒目の居酒屋で酔っ払ってしまい、
バーに行けてないのである。なので夕飯だけを食べて、力を残しておくのだ。



悪くない。麩が入っているところが北海道だ。そういえばラーメンにも入ってたな。



ネットで「函館」&「バー」と検索したら、湯の川温泉に「かなざわ」という
バーが出てきた。

 ??? w(゜益゜)w ???

「かなざわ」は、私の好きな居酒屋である。ホレ、手前の暖簾を見てクレ。

しかし、隣の「やきとり鈴ちゃん」の向こう側に、小さな看板があるのだ。



おおお? 「Barかなざわ」ここにあり! 前は気づかなかったよー。



おおお、たしかにこんなバーがあるではなーいーか。
なんと、下でやっている居酒屋のご夫婦の息子さんが、ここででバーをやって
いるのだ。親子で、上下階で居酒屋とバー^^
ちなみに下の居酒屋では青森の酒、「田酒」が置いてある。ここのメニューにも
日本酒は一種類、田酒でした^^



座ったら、右側に地元の老夫婦。旦那さん、「むかしは新聞紙でシリを吹いてた
もんだ!」「手なんか洗わなくて、落ちたものだって食べてたよ!」「いまは
軟弱になって人間が弱くなった」「むかしは病気なんかしなかった」とクダを巻く。

「いやいやいや、衛生状態がよくなって寿命が飛躍的に延びましたよ。幼児死亡率
なんて劇的に下がったんですけど」とは思っても、もちろん言いませんでしたよ^^;



左側には中年夫婦。仲がいい。下の居酒屋で飲んできたそうで、女将さんが上がって
きて、「クレジットカード落としましたよ!」と旦那さんに届けにきました。
「次は上に行って飲む」と聞いていたから、拾って届けてくれたんです^^

女将さんが入ってきたとき、気づいた私は息子さんのバーテンダーを見て
「あちらは…♪」というと、「そうです。私を産んだ人です^^;」と笑っておりました。

さてバーテンダーがそちらのご夫婦におしぼりを出しますと、旦那さんはささやき声で
「ありがとうございます…」とつぶやいた。

すると、隣の奥さんは大笑いしながら「どーしてそんな小さい声だすの?演歌歌手
みたいにさ!」と言うのです。

私は思わず「なんでそこで演歌歌手なんですか?」と聞きました。

「だってさ、演歌歌手って、歌い終わると、おじぎしながらありがとうございますって
言うじゃない。
マイクに言わないから口だけ動いてて聞こえなくて。会場で聞いている
人にはわから
ないけどさ、テレビでアップで見ていると、口がありがとうございますって
言ってる
のよ~~。あっはっはっあ~~~!!!」

たしかにそういうの、ありますねー!と私も大笑い^^;

あたしね、カラオケに行ったとき、その歌い終わったときに口だけ動いてありがとう
ございますって、それを言うために演歌を歌うのよ!それをやるために!

そのためだけに、わざわざ演歌を歌うと!

世の中、なかなか面白い人がいるものですね…(^益^)w



夜もすっかり更けて、誰もいない大浴場でひとり風呂に入ったのでした。

あ、ここは大浴場を出たところの、「お休み処」なのです^^