今日は日曜日。火曜は祝日なので、月曜を休めば3連休ということもあってか、
函館には観光客がたくさん。日曜なのでこちらは逆に部屋でのんびり。掃除や洗濯を
してから、昼飯を食べに出てきました。食堂などは休みなので、しかたなく観光客
相手のラッキーピエロでも行こうかと思ったら、なんとすごい行列!
こりゃあ他の観光客向けの店も混んでいるだろうと思って、これまた観光客向けの
海鮮テイク・アウェイ弁当を買うことにしました。
前に食べた「エビ・カニ弁当」の横に、「カマトロ」があった。ちょっと贅沢を♪
では普段どんなものを食べているかご紹介しましょう。函館旧市街には、東京では
絶滅しつつある昭和な食堂や町中華などがあるのです。
松風町にある「鳳蘭」。
塩ラーメンの透き通ったスープが素晴らしく旨いぞ! 手作りシュウマイも絶品。
ここではこのメニューをリピートしています。
部屋から歩いてすぐ、末広町の「西園」。古い感じの町中華。ここは一番お世話に
なっています。
ラーメン類の他に、こういった「ランチ」もあります。最初に入ったとき、ご主人が
腰の曲がった奥さんに「どけどけ!」とか威張ってぞんざいな態度をしていたので
もう行きたくないと思いました。しかしなじみになったラーメンバー・アルトの
マスターが、「あれはいつもああいう口調で、休憩しているときなんかは二人仲良く
話しているんですよ」と聞いて少し気が楽になり、それから常連になりました。
アルトのマスターいちおしのカレーライス。スジ肉の巨大な塊がふたつ入っており、
スプーンでほぐすとすごい量のビーフカレーなのです。インドカレーの「小いけ」
よりもいいとおっしゃってましたが、そりゃあ人それぞれの好みがありますからね^^
五目ラーメン。湯気でピンボケw 一見しょぼい店ですが、テレビなんぞに出たらしく、
行列が出来ていることもしばしば。安くて旨いお店です♪
「東京庵」という蕎麦屋。感じのいいおねいさんがいます♪
天とじ蕎麦。エビ天はでかいが、衣が大きくて身は小さい(^益^)w
ここはとにかく蕎麦が普通の2倍くらいの量です。こんときゃ頑張って完食しましたが、
カレー南蛮のときには力尽きました。。。 アルトのマスターが、「ここはラーメンが
うまいんだよ。蕎麦屋なのに」と言っていたので、次回いくつもりです。
大門にある津軽屋食堂。外観がいいでしょう?
こんときゃかつ丼にしました。他にカウンターにいろいろ惣菜がならんでおり、
自分で選んで取るというシステム。サブちゃんの学友がやっていたとか?
朝市の有名な「きくよ食堂」にも行きました。やはり観光客だらけだ。焼きハラス
定食を頂きました。酒が飲みたくなるが、このあと図書館で本を読む予定だったので
やめておきました。少しさびしひw
前にも紹介しましたが、函館どっくの満腹食堂。港の労働者が集まる店です。
古き良き昭和な食堂。
「チャーハンが旨いんだ」という話を聞いて食べてみる。でもアルトのマスターは
盛りがよくてラーメン、カレー、チャーハンの3択だからなあ~w
午後は晴れるという予報だったので、バスに乗ってトラピスチヌ修道院にやって
きました。清らかな場所は微妙に苦手なのですが、まあせっかく近くに滞在して
いるんだし(^益^)w
何せ世の中と隔絶してひたすら神に捧げる覚悟をした方々が住まうところなので、
観光客が中に入れるはずもありません。修道女たちは、家族と面会できるのも
年に2回だけだそうです。
ルルドの泉を模したものです。ルルドは、南フランスのピレネー山脈の麓にある
洞窟。そこに住んでいた14歳の少女スビルーのところに聖母マリアが現れ、少女に
祈りと犠牲を捧げ、地面を手で掘るように言うと、そこから泉が湧き出てきました。
その水で多くの病人が癒されたので、その後は巡礼地となったのです。
リジューの聖テレジア像。24歳で亡くなった修道女の鏡のような方だとか。
もう目が上に逝っちゃってるもん。若くてきれいなんだから、もったいないでは
あ~りませんか?
ドンヌ・エルヴィールみたいな修道女が顔を出さないかな? 私はこういうところに
来ると、シスター・グレーみたいなのにハエたたきでピシャリとされそうな気に
なります。自分はベルゼバブという自覚があるのでしょうか。
売店と、修道院のなかの様子を紹介するコーナーがありました。60名ほどいるという
修道女たち、かなり高齢の方が多かったようです。あーそりゃお若い方が早々に
ここで生涯を終えようとはあまり思わないだろうからなあー。「心が清らかなるものは
幸いなり」とか書いてありました。では私は不幸であるということなのでしょうか。
きっと「清らかになるように努力しなさい」とか言われるでしょう。「その気は全然
ないんですが」とか言おうものなら、やはりハエたたきか?
修道院は前庭だけだったので、本数の少ない帰りのバスまでだいぶ時間がある。
すぐ隣の「市民の森」を散策しました。
まだ1時間ほどあるし、風が冷たくて寒いので、この先にある喫茶店に向かいましたが
閉まってましたw 唖然呆然愕然www
こういうときに限って、激しく雪が降ってきた。予報では晴れっつってたのによー。
待てばいつかはやってくる^^; 松風町の山吹に行って熱燗で生き返る♪ 次に
バーに行くから、少し控え目にしておこうと思ってたのに、やはり大徳利をもう一本!
とやってしまう。やや千鳥足でバーかなざわに行き、さらに楽しく飲みました。
よせばいいのに、深酒をやらかし、店を出たところで足がもつれ、前のめりに倒れて
顔面アスファルト!
どうしても見たい方は、お勧めしませんが画像をクリックして下さい。
繰り返しますが、やめておいたほうがいいです。
修道院の売店で、修道女手作りのホワイトチョコレートとココナツクッキーを買い
ました。これを右手に持ってたから、とっさに両手をつけなくて顔面から落っこちた
のかなーw クッキーをかばった右手も擦りむいてるしw 顔の擦り傷、結構痛い。
やっぱりよこしまな邪念に満ちた人間が聖なる場所に行ってはいけないのか。
函館どっくの港に歩いてきました。バーのマスターに聞いた廃船はあるかな?
ここまで来ると、さすがに観光客は皆無。
青函連絡船はなくなったけれど、本州と行き来するフェリーは来ています。
どうやら廃船はほんとにはずれにあるようです。とぼとぼと歩いて行く。。。
おー、たしかに石巻市の招寿丸と書いてある。バーのマスターは「津波で流されて
きて、そのまま?」という話だったが。ちなみにネットで検索しても出てきません。
幽霊船か?
聞いた通りボロボロでした。
函館山をバックにしても絵にはなりませんなw
カモメさんがいました。
カメラを構えていたら、つれあいがやってきました。どうやら別れ話をしている
ようです。
「あたし、もう耐えられない!」と女のほうは飛び去っていきました。男のほうは
それに見向きもしませんでした。よほどこじれていたのでしょう。。。
こちらは絵になる電気屋さん。
これらの建物を見て、どれに住みたいですか? 右手前はおしゃれですねェ。左の古びた
のは味わいがあって素敵。ちと大きすぎるか。右奥のマンションは論外。私が昔から
憧れているのは、真ん中の高窓の白い家です。きっとすごく高いだろうけどなあー。
夜にどっくの寿司屋、「北海」に行きました。ひとり客だったので、孫4人、ひ孫4人
という大将と、いや大将がたっぷり話をする。そこで昼間見た廃船について聞いて
みた。すると、あれは震災とは関係なく、あの船長が船を放棄してゆくえ不明に
なってしまい、置きっぱなしだったのだが養殖の仕事に邪魔になるので引き上げて
そのままになっているということです。すると粗大ごみの放置ということだったのか。
その船長、北海のつけがたまっているのにそのままいなくなってしまったとかw
毎日部屋で映画を観て、散歩して、酒を飲んだりする日々を過ごしております。
函館滞在は東京の花粉から逃れるため。しかし!まだ3月の半ばだというのに
雨が降って雪が消え、暖かい風が吹いたら花粉症勃発!最初は風邪かと思ったが、
鼻が詰まりFlower Water(訳してね^^;)が止まらず、頭もボウッとして
(いつもだろ、ではなく)完全にこりゃ花粉症じゃん!花粉マップを見たら、青森が
ひどくてそれが津軽海峡を越えて函館にもやってきているではなーいーかーw
函館気に入っているのに、来年からはここは使えないwww
さてこの日はどっくへ向かいます。ラーメンバー・アルトのマスターが、「どっくの
港に石巻の廃船があるよ」というので見物しようかと思ったのです。
途中、『函館珈琲』のロケで「翡翠館」として使われた建物を見かけました。
函館は絵になる街なので、多くの映画がロケ地として使っているのです。
おー、俺が好きなオバケ屋敷的な廃屋。
もう使われなくなった港の倉庫でした。
こういう一軒家に憧れますが、もう少し高台でないと海は見えない。
素敵な一軒家が並んでいますが、それにふさわしくないのも点在。しかたないかw
路面電車の終点「函館どっく」の駅前には「満腹食堂」があります。バーのマスターに
教えてもらったのですが、この街には昭和な食堂や町中華があちこちにあります♪
「醤油中華飯」。わざわざ醤油というのは、函館は塩味が多いので「中華飯」というと
塩味が出てくるのです。ここは観光地からはずれているので、客層は港で働く人たち
ばかりで賑わっています。
新聞で旧ロシア領事館改修の記事を読んだので、行ってみることにしました。
函館山の麓にある、旧公会堂のすぐ横の旧英国領事館はオサレなカフェときれいな庭で
人気の観光スポットですが、ロシアのほうはもっと奥にあってそれほど人は来ません。
こちら港を見渡せる少し高いところでは立派なお屋敷がズラリ。景色もいいし
最高の立地。
いま、部屋で毎日映画を観ていますが函館滞在なので、この街を舞台にした映画を
順番に観ています。そのなかで『PとJK』は、26歳の警察官が女子高生と恋をし、
職業柄つき合うのも難しいので、ケコーンしてしまうという少女漫画を原作とした
メルヘンちっくな話です。むかし「幼な妻」ってのがあったねェw
そして新婚生活を送る新居が、このエリアの港を見渡すすんごいお屋敷!20代の
公務員が、あるわけねーだろー! ま、女子高生なんかが亀梨みたいなイケメンに
ケコーンしてくれって言われて夢みたいな一軒家に住むという絵柄に憧れるのが
重要なのでしょう。あんなふうにカッコよければ、女子高生の土屋太鳳ちゃんと
夫婦になれるのか?
さてだいぶ西にやってきました。港の外がもうすぐ。北を見れば、あちらは港。
前の画像と同じ場所で撮影しています。90度左を向いて、こちらは西の港の外方面。
少し坂を登れば、見えてきました旧ロシア領事館。 足場が組まれているぞ?
むむ!工事中!!! 掲示を見ると、今年改修工事が始まって、これから1年間
かかる予定なんだとか。新聞記事で見たのは「工事が始まった」という内容だったかw
いま図書館で『ゴールデンカムイ』をイッキ読みしていますが、ここが出てくる
場面があり、ファンの聖地巡礼の場所にならないかと狙ってるそうだとか。
詳しい説明は、画像をクリックして大きくしてお読みください^^;
レンガ造りの洋館ですが、玄関に唐破風を用いて日本風も取り入れています。
チラリとしか見えませんがw
函館の景色は青が素敵です。函館ロケの映画シリーズで、『函館珈琲』という作品では、
写真家がこの青に魅せられて写真を撮るという場面が出てきます。ここを少し降りた
ところにカフェが出来るという話でしたよ。
恋愛もヤマもオチも特にない、迷える若者たちが自分の居場所を探すという
ヒューマンドラマっつ~の?
借りている部屋の隣がカフェで、横の窓からテイク・アウェイが出来るのが気に
なっていて、試してみました。呼び鈴を押すと、中の店員さんが出てきて注文する
というシステム。函館は美女率がとても高いので、こういうところに出てくる人は
95%くらいの確率できれいな人だろうな、と期待していた通りの美女!
中で「いらっしゃいませー!」と言いながら窓を開けようとするが、これがなかなか
空かない。むむ、む? 俺も外からお手伝い。一緒に頑張る。「二人の初めての
共同作業です♪」ときたもんだ。やっと開いて美しいお嬢さんが「ご注文は?」と
言いながら、笑顔になると同時にこちらも笑ってしまう。このシンクロは、もしや
恋のはじまりなのか?
少々待って、出来たのを持ってきたのは男の従業員でした。。。
「キモイおっさんヤだから、◎×君、行ってくれる?」なんてなってなかった
だろうなあー!!! ( ゚Д゚)・・・