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音楽の正体

2012-06-13 00:01:25 | 作詞・作曲

 ビートルズなど世界のスタンダード17曲を選りすぐり、それらのコード進行や楽曲分析を楽しい語り口で解き明かした、『とびきりおいしい作曲レシピ―スタンダード曲からのエッセンス』という作詞・作曲に関する参考本を以前ご紹介しましたが、Amazonでその本のレビュー・コメントを調べていたら、同様の解説書でユーミンやミスチルなどJ-POPまで含めて書かれた『音楽の正体』のことが載っていました。
 また、全く別の新しい本(後記:『よくわかる作曲の教科書』ヤマハミュージックメディア刊)でしたが、その前書きで若年の頃にテレビ放送された『音楽の正体』という番組を視て、大変に影響を受けたというようなことが書かれていた記憶があり、それと何か関係がありそうに感じて早速にAmazonの中古本で購入しました。実際に番組を企画・構成していたのが『音楽の正体』の著者でした。
 『音楽の正体』は20年近く前(1993年)に出されて、『とびきりおいしい作曲レシピ』と同じように既に絶版になっていました。どちらの本も復刻や文庫化を望む声が多いようですが、両方共に読んでみた者としては納得するものがあります。また現代の音楽状況を反映させた新たな本が企画されても良い時期ではないかとも想います。もっとも知識だけでなく読み物としても、2人に並ぶ相当の書き手でなければなりませんが‥‥。
 僕は市販されている大抵の参考本を読んでいますので、内容的にそれほど新しい知識などは余り無いのですが、著者が放送作家をされているということもあり、その語り口や絶妙な例え方そして的確な参考曲など、エンターテイメント性に溢れあっと言う間に一気に読み進んで行きました。面白く読んでいる内に曲づくりのことも自然に身に付いてくるような気がします。そういう事でも『とびきりおいしい作曲レシピ』と音“楽”的なサービス精神は同じものを感じました。全回放送の録画DVDもあるようですので機会があれば視てみたいと想います。
 特に、松田聖子『赤いスイトピー』と吉田拓郎『結婚しようよ』の、歌詞とコード進行との符合に関しての謎解きは、上質の推理小説を読んでいるようでした。

 音楽の正体
 渡辺健一
 ヤマハミュージックメディア

 とびきりおいしい作曲レシピ―スタンダード曲からのエッセンス
 田中ルミ子
 リットーミュージック

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 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY