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吹田市交響楽団「第73回定期演奏会」

2012-06-18 09:24:31 | 千里山INFO

 先日チケットを貰っていた、日曜日午後7時からの吹田市交響楽団「第73回定期演奏会」に、雨も上がり蒸し暑い夜でしたが行ってきました。
 第73回というのは年2回としてもかなり以前から行われていたことになるのですが、何れにしても相当に伝統のある市民交響楽団のようです(前身は昭和35年活動開始)。
 さて最初はダンディという作曲家の交響曲でしたが、ゲストの森本美帆さんのピアノ演奏が良く溶け込み、控えめながらも途中で協奏曲のような絡み方をして面白かったです。
 後のチャイコフスキー交響曲第4番は、さすがに第5.6番と共に3大交響曲と呼ばれて有名な1つということで、管弦楽の醍醐味が詰まったような名曲と想いました。目を閉じて聴いていると全ての楽器の音の織りなす潮流のように感じられ、静かに流れる時があれば奔流や大きな滝が出現するという風で飽きることがありません。楽団員の乱れの無い長時間の演奏も素晴らしかったです。こちらは聴いているだけでも結構疲れたのですが‥‥。
 今回のプログラムはチャイコフスキーなど純クラシックの2演目でしたが、8月26日(火)14:00開演の「サマーコンサート2012」にはビートルズ・メドレーなども予定されていてより親しめる内容になっているようです。
 大阪維新の会・橋本政権による大阪市交響楽団を始めとする文化事業補助金削減志向に見られるように、吹田市の方でも同じ会派の市長が厳しい対応をとられることは想像できますが、より住民にクラシック音楽の生演奏に親しく接する機会や、ボランティアと有料化の両面でメリハリのある楽しい企画など、これからも楽団サイドが積極的にコミュニケーション活動を仕掛ける意識を持ち続けて頂ければと想います。