千里山ブラウズ

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ガクアジサイ

2012-06-28 00:01:00 | 千里山花物語り

 千里山はこの2日間雨は降らず何とか曇り空に晴れ間が少しという感じですが、多くの家の庭に植えられたアジサイの花が季節に鮮やかな彩りを添えています。
 アジサイの語源は一般的に有力な説として「集真藍(あづさあい):「あづ」は集まるの意で「さ」は意味のない接頭語そして「あい」は青の意」と言われています。青い花が集まっているという姿そのままに名付けられたことが分かります。しかし昔の人は果たして花のように見えているものが実際はガクの部分で、その中に小さくひっそりと隠されているのが本来の花にあたるということを知っていたのでしょうか。
 昨日、千里山東の西田畳店の路地を入ったところで、写真のアジサイが咲いていたのを「アジサイの花もガクの部分が散って、そろそろ終わり頃になったのか‥‥」という積もりで撮ったのですが、その後のニュースで実はガクアジサイという名で本来の花が多く見える種類だと知りました。これまでにもあったように適当なことをブログに書かずにすみました。
 アジサイに「紫陽花」という字を当てるのも、実は中国では違う花の名を古代に勘違いで使ってしまったものと言われています。江戸時代にそれが判明したということです。また、花の色が土壌の性質により変化することから花言葉は「移り気」というこですが、アジサイは色んな意味で特徴があり興味深い花です。
 ちなみに僕のソングライターの端くれとしてのキャリアは長いので、オリジナル曲の中にも雨季の歌やアジサイが出てくるものは幾つかあります。『雨ふる日もあるさ』は裏打ちリズムの作者自身もお気に入りで季節柄よく口ずさみますし、『空を見上げて』もアルペジオの弾き語りでしっとりと歌います。ずばり『紫陽花』やその他にもたくさん作っていますが、やはり僕も日本人としてウェットな心情に馴染み、この雨の季節が意外に好きなのかも知れません。

※ 天気予報では今年の梅雨明けは例年より早く、それに続く夏の暑さは平年並みか少し高いくらいですみそうです。