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ソフトバンクの買収戦略

2012-10-16 00:00:08 | Weblog

 昨夜のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」にソフトバンクの孫正義社長が出演して、アメリカ第3位の通信企業の買収について質問に応えていました。
 欧米が通貨安競争を仕掛けてきている中で円高が進む日本ですが、そのメリットとして資源の輸入価格が抑えられることや、海外企業を割安で買収できることなどがあります。
 一方的に強い円を利用してグローバル展開を考える企業にとって大チャンスがやってきているということですが、ソフトバンクはこの巨額買収によって大きく株価を下げているようです。莫大な資金調達が今後大きな負担になるのではないかとのリスク懸念です。もっとも銀行が巨額融資を受け入れるということの信用を背景に、早々に持ち直してくるという予測もされています。
 これにたいして、ボーダフォン買収の時の株価低下は6割もあったが今回は3割程度であることや、以前と比較して現在の1%という融資金利の安さ、そして大規模化により中継基地設備や端末の単価が下がることなどにより、サービスの質の向上とそのスピード化が期待されると自信を持って話していました。
 最後に現在のソフトバンク同士の通信無料化が、アメリカと日本の間でも行われるのかという視聴者からの質問があり、孫社長は「それは考えたことも無かったけれど面白いかも知れません、確約は出来ないけれども検討します」と応えていました。
 これが実現すれば特に法人ユーザーにとってはドコモやKDDIとの大きな差別化となりそうです。今回の戦略を全世界で展開できればインターネット電話のスカイプも敵では無くなりそうですが‥‥。