NHK朝の情報番組「くらし☆解説」で「平勤休農」という言葉を知りました。まさに平日には仕事に勤務して休日に農業を楽しむというライフスタイルが、自然や田舎に憧れる都市生活者に増えているようです。
以前は近所の貸し農園で趣味や家族一緒に野菜作りを楽しむなどでしたが、最近の「平勤休農」では農家の手伝いをボランティアでするというように、より本格的な農作業と同じ(?)レベルになってきています。そう言えば里山や美しい棚田を保守するということで、田植えや稲刈りプロジェクトに多くのボランティアが参加するのを、地球環境の関連ニュースでよく見掛けるようになりました。
平日に働いてまた休日に農業を手伝うというのはさぞ疲れるだろうと想いきや、意外に身体は疲れても精神的には良いリフレッシュとなるということでした。
また東日本大震災以来そのような意識が強く芽生えて、地球のために何か自分の範囲内で出来ることはないかと想い、「平勤休農」という生き方にそれを見付けたという人達が多くなっていると言われます。元々都市生活者の中では休日農業に感心があるという割合は高かった(38%)上に、3.11がそんなライフスタイルに影響しているケースが多く見られます。