千里山・佐井寺図書館は通称「ちさと図書館」とも呼ばれ住民に親しまれています。
梅雨の時期には意外にも利用者は少し多くなるように想います。僕がよく座っている場所は1Fの奥側のテラスに出られる辺りで、普段はよく小・中学生や小さな子供を連れたお母さんが集まっているコーナーです。それが雨や曇り模様の近頃では中高年の人達の顔がちらほら増える感じなのです。子供連れでは外出しづらくなるからなのか、また自転車で来る子供達も家に籠ってゲームなどをすることが多くなるのか分かりませんが、一方で中高年の方達は悪い天気にも生活のリズムを崩さないのか、或いは気晴らしを求めて雨の中を外出するのを厭わないということなのかも知れません。
何れにしても梅雨の候の中で時折晴れ間もありまして、そんな時にはテラスに出てパンチングメタル製のテーブル&椅子に身体を伸ばし、空を行く雲を眺めて5感をリフレッシュすることも楽しみの一つです。飛行機や小さい蝶がたまに視界を横切ることもありますし、街の音がリアルに鮮やかになって聴こえてきたりします。余りそういうことをしている人は他に見かけませんが、背筋を伸ばして深呼吸をすると一気に無の心境になれる感じがします。
でも、最近はたまにヤブ蚊が耳元で飛ぶことも出てきました。暑い夏も近づいて何時までこの気持ち良いスポットが利用できるのかと想いつつ、暫し目を閉じて寝入り込んでしまいたい僕ではあります。