長く
オリジナル曲を作り続けてきたソングライターの端くれとして、宅録(PCを使い自宅で録音)で音源を比較的手軽に作成することが出来るようになると、それを現実的に世の中に発表しいわゆる音楽業界にアプローチしようという気持ちが湧いてきます。またコラボレートしている音楽仲間の中にはプロの作詞家を目指して、
ビクター音楽カレッジで勉強し頑張っている人もいて、新たな刺激を貰ったり積極的に情報交換の機会も増えてきました。
先日、近くのちさと図書館でオーディションに関する新刊本を見つけて読んだのを切っ掛けに、梅田の本屋でもその類いのコーナーを覗くようになりました。たくさん並んでいる中で10年程前に出版され、現在も絶版にならずに売られていた2冊を買って読みました。10年程前と言えば芸能界では、例えばモーニング娘のシャッフル・ユニットが少しずつ飽きられ始めた状況にあった頃です。もちろん現在はインターネット環境などは大きく進化していますが、制作側としては業界の状況は大きく変わっていないのかも知れません。
さて先ず『ミュージシャンになる方法』ですが、著者自身が東芝EMIというメジャー・レコード会社で
A&Rという新人発掘やプロモーションなどを仕切る部署にいて、ウルフルズや貴志団などライブに定評のある個性的なバンドを手掛けてきた現場経験や、旺盛な音楽の知識と好奇心に裏打ちされた業界情報の本となっています。特に目をつけられたアーティストが何年も掛かり育成・プロモーションされ、時に売れたり或いは消えていく音楽ビジネスの流れが良く分かり興味深く読みました。そしてアーティストとして消えていったとしても、プロデューサーなどへの転身にも筆が及びフォローされています。
もう1冊の『音楽業界ウラわざ』の方では、CDの制作やプロモーション費用そして原盤権や著作権など、音楽業界におけるビジネス面の情報などが詳しく解説されています。またバブル崩壊後の音楽シーンにおけるメインストリームが時系列に分かりやすく分析されています。
2冊ともに10年前の本ですが、パソコン(DTM)やインターネット環境以外の状況は、今でも十分に参考になる情報だと面白く読みました。
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東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度
ご試聴(YouTube)下さい!