千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

藤棚の刈り込み

2012-07-16 22:00:01 | 千里山花物語り

 今日の大阪は久しぶりの梅雨の晴れ間ということで、夏の陽射しが眩しく気温も夏本番を想わせる高さでした。
 そんな中を僕は昼食に買った「ほっかほっか弁当」を持って、千里山駅前にある美和遊園の木蔭ベンチに行きました。いつも人気が無い静かなスポットですが、食べている途中にふと砂場の上に掛かった藤棚を見ると、誰かがその支柱を伝い登ろうとしています。暫く見ていたのですが弁当を食べ終えたので藤棚の下まで行き、大きな剪定鋏で刈り込み作業を始めていた男性に声を掛けました。
 「こんにちは、ご苦労様です。暑いのに大変ですね、ボランティアで藤棚を刈っているのですか?」
 「いや、違うんです。藤の蔓が伸びて家の室外機の方まできて、ファンに纏わりついて回り難くなるので刈っているんです」確かにエアコンの室外機が2個外壁に設置されています。男性は「メガネのアイコール」のご主人でした。
 「凄い勢いですね、回転が止まっている時に纏わりついてくるのでしょうか‥‥」
 「公園の手入れ業者にも頼んで、多めに刈り込んで貰っているのですが、直ぐに伸びてくるんですよ」
 藤の花は5月頃に終わり、夏には勢いを増して繁茂するばかりのようです。
 「滑るので足元にお気を付けて」
 「有り難うございます」とまた作業を始めました。

夏の夜空

2012-07-15 22:00:01 | 満天の星

 梅田ヨドバシカメラの2Fの望遠鏡売り場にあるスタンドラックに、カタログ類と一緒にビクセンが季刊で出しているフリー情報誌『So-Ten-Ken』が置かれていますが、現在のものは夏の星座や天文現象についての情報が掲載されています。
 今年は「金環日食」に続く「金星の太陽面通過」と、日本中の人々を巻き込んで天文フィーバーと言っても良い程に盛り上がりましたが、未だまだこれからも8月13日から8月14日に日付が変わって間もなくの時間に、金星を月が隠す「金星食」という美しい現象(月☆のマーク)が見られます。月が通過すると普通の星の場合は一瞬にして消えてまた現れるので、それほど隠されるという感じがしないのですが、金星は地球に近い惑星なのでかなり大きくて、月によりゆっくり隠されていくのが分かるということです。
 またその前の12日夜には有名なペルセウス座流星群が極大となり、大きな流れ星が見える可能性が高いと想われます。
 どちらも丁度お盆休みの頃で、田舎に帰る予定の人たちも多いと想いますので、ゆっくり夏の夜空など眺めて観るのも良いのではないでしょうか。

疑似好天

2012-07-14 22:00:01 | Weblog

 このところの記録的な大雨の雲の動きを天気予報のレーダー画像で見ていると、集中豪雨が通り過ぎると間もなくまた次の雲塊が襲ってくるという感じが良く分かります。その僅かの間には雲の切れ間から晴天さえ少し覗くといったことも多いようです。
 夏山シーズンの到来を控えて、先日NHKニュースの中で「疑似好天」という聞き慣れない言葉が使われ詳しく解説されていました。今年のゴールデンウィークに北アルプスで中高年の登山者グループが遭難したことはまだ記憶も新しいですが、その原因がこの「疑似好天」(登山者には“魔の青空”とも呼ばれているそうです)の恐ろしさだということでした。
 番組ではその日の天気予報で雲の動きを再現していましたが、やはり登山開始辺りから数時間は快晴に近い青空が見え、それまでの大雨の後で絶好の登山日和と感じた人が多くいたのも頷けるものでした。しかし画像を見るとその雲の切れ間の隣には、既に次の雲塊が掛かってきているのもはっきり伺えるものでした。本来ならそれを折り込んで計画を変更すべきところでしたが山頂の山小屋を目指して出発し、尾根の途中で天候の急変による降雨とそれに続く吹雪による低体温症で悲惨な事故となりました。
 「山の天気は変わりやすい」とは素人の僕も良く聞いていた言葉ですが、山に限らず「疑似好天」という言葉とともに、それを裏付ける気象レーダー画像を心に留めたいと想いました。そして「疑似好天」は人生にも当てはまる言葉のような気がしますが、それはまた別の話‥‥。

「ユニナビ」関西大学の紹介

2012-07-13 22:00:01 | 千里山INFO

 阪急沿線情報誌『TOKK』の7月15日号は特集に「花火フォト教室」ということで、花火の写真撮影の基礎的な方法が紹介されています。
 夜間の撮影なので少しシャッター時間を長めに設定するので、花火が打ち上げられて開くタイミングを計ってシャッターを押す必要があり、それが少し前にズレると未だ花火が開かない寂しい写真になりますし、逆に遅れても光量が物足りない作品になるようです。花火を見上げる人影などをシルエットで入れて雰囲気を写し込むなど、構図の工夫もいろいろ考えると素敵な花火の想い出が残せます。できればカメラもぶれないように固定する必要があります。
 また、新しく阪急沿線にある大学についてのコーナー「ユニナビ」が始まり、今号では千里山にある関西大学の楽しい情報が、300以上もあるというクラブ活動など1ページにわたって掲載されています。学生食堂で人気の手作りスイーツ「関大プリン」は一度食べたいと想っていますが、数量限定で発売後は直ぐに学生に売り切れとなってしまうようです。

未経験の大雨

2012-07-12 22:00:01 | Weblog

 今日は九州の熊本県・大分県を中心に大雨となりました。
 気象庁は「これまでに経験したことのないような大雨」という表現で警戒を喚起しています。「記録的な大雨に関する気象情報」が6月下旬の運用開始したばかりで、初めてその最大級の言葉を用いて発表されました。死亡・行方不明者もかなりの数に上る模様です。
 兵庫県豊岡で大きな被害と多くの死亡者を出した大雨や、昨年の和歌山・奈良県の台風と一緒に襲った大雨など、最近は近畿地方でもかなりの頻度で記憶に新しい雨災害が起きています。
 僕が故郷の徳島県美波町に住んでいた頃にも、台風は良く襲って来ましたが大雨はこれ程には降らなかったように想います。台風はどんなに強い雨風が吹こうとも、一定時間で通過し停滞するということは余りありません。もちろん四国の太平洋側に上陸する台風の猛威は、それはそれで半端なものではないのですが‥‥。
 台風が過ぎた後に何度か地域を囲む山腹が所どころ崩れていたことはありました。裏山が崩れて知っている人の家が潰されているのを見たこともあります。その前に遠くで地響きが聴こえたような気がします。

※ 金曜日も梅雨前線が一日中停滞するので、引き続いて土砂崩れなど気を付けなければいないと言うことです。

ゴミの分別一覧表

2012-07-11 22:00:01 | 千里山INFO

 各戸配布用の市民生活情報『市報すいた』にゴミの分別一覧表が挿入されていました。キッチンの壁や冷蔵庫の側板などに貼って利用する人も多いでしょうが、一年経つうちに無くしてしまうこともあるのでこちらに転載をして置きたいと想います。
 ところで、僕は阪急電車の線路傍のマンションに住んでおり、また跨線橋のすぐ側ということもあって、地区のゴミ出し日以外の日(線路を挟んで反対側の地区は翌日)にも、越境して所定の場所に通常ゴミに限って出すことが偶にあります。本来はルール的には良くないことかも知れませんが、朝早く起きられ無かった時などにそんな利用をしています。2.3日家の中にゴミが堪っているくらいはどうってことも無いのですが‥‥。もちろん何時もこんな事はお薦めできることではありませんが、何か特別にそうしなければならない時などに想い出して下さればと想います。

ゴミの分別表 (拡大)

ありがとうイベイント

2012-07-10 22:00:01 | 千里山INFO

 千里山東の画廊喫茶「ル・パルク」に昼食に行くと、先日北欧の室内スポーツのインネバンディーのことで紹介させて頂いた池内さんに、7月14日にワールド・キャンパスの「ありがとうイベイント」が阪急山田駅前にある「夢つながり未来館(大ホール)」で開催されるので、住民の皆さんに告知をよろしくお願いしますと頼まれました。
 ワールド・キャンパスは世界中の子供達が旅をしながら交流を深め成長して行くという教育プログラムで、毎年NPO法人「SING」の活動で吹田市にも子供達が立ち寄っています。子供達が市民ボランティアの家に泊まり住民とのコミュニケーションが生まれます。
 「ありがとうイベイント」では各国の子供達が感謝を込めて、それぞれのお国自慢の発表が行われ楽しみます。お時間あれば誰でも無料なので参加をよろしくお願いします。

告知チラシ (拡大)

「office ぱれっと」の紹介

2012-07-09 23:36:51 | 千里山INFO

 今日の昼過ぎにブログへのコメントでNPO法人「office ぱれっと」の岩永幸江さんからお知らせの書き込みがありました。「office ぱれっと」は千里山会館で「ようちえんごっこプチぱれっと ひまわりぐみ」の活動をされているということです。せっかくなのでブログ記事にも転載させて貰いました。住民の方で興味があればはご検討されてはいかがでしょうか。
「ようちえんごっこプチぱれっと ひまわりぐみ」について

千里山会館で活動しています。2歳児3歳児(および4歳児)の子どもたちが、幼稚園に行く前に1年間とおして、毎週1回、火曜日9:30から12:30の3時間をすごします。初めてお母さんから離れて集団生活を経験します。季節の行事を大切にしながら、遊びのなかでお友達や先生との信頼感やコミュニケーション、ルールなどを自然に学んでいきます。先生(スタッフ)は全員、保育士および幼稚園教諭の有資格者です。この2年間お休みしていましたが、2012年7月から再度開設しました。子どもたちがお友達や先生と楽しく過ごしているあいだ、お母様もリフレッシュして、、、お迎えにきてくださったときギュッてだきしめてあげてください。
会員登録料5,250円、月会費6,300円、入会グッズ代4,650円です。
どうぞ、ご見学ご説明、内容詳細などお問い合わせください。
電話:072-687-3565 Emai:office@palette.cx
( office ぱれっと 岩永幸江 )

音楽業界の本

2012-07-08 23:22:39 | 作詞・作曲

 長くオリジナル曲を作り続けてきたソングライターの端くれとして、宅録(PCを使い自宅で録音)で音源を比較的手軽に作成することが出来るようになると、それを現実的に世の中に発表しいわゆる音楽業界にアプローチしようという気持ちが湧いてきます。またコラボレートしている音楽仲間の中にはプロの作詞家を目指して、ビクター音楽カレッジで勉強し頑張っている人もいて、新たな刺激を貰ったり積極的に情報交換の機会も増えてきました。
 先日、近くのちさと図書館でオーディションに関する新刊本を見つけて読んだのを切っ掛けに、梅田の本屋でもその類いのコーナーを覗くようになりました。たくさん並んでいる中で10年程前に出版され、現在も絶版にならずに売られていた2冊を買って読みました。10年程前と言えば芸能界では、例えばモーニング娘のシャッフル・ユニットが少しずつ飽きられ始めた状況にあった頃です。もちろん現在はインターネット環境などは大きく進化していますが、制作側としては業界の状況は大きく変わっていないのかも知れません。
 さて先ず『ミュージシャンになる方法』ですが、著者自身が東芝EMIというメジャー・レコード会社でA&Rという新人発掘やプロモーションなどを仕切る部署にいて、ウルフルズや貴志団などライブに定評のある個性的なバンドを手掛けてきた現場経験や、旺盛な音楽の知識と好奇心に裏打ちされた業界情報の本となっています。特に目をつけられたアーティストが何年も掛かり育成・プロモーションされ、時に売れたり或いは消えていく音楽ビジネスの流れが良く分かり興味深く読みました。そしてアーティストとして消えていったとしても、プロデューサーなどへの転身にも筆が及びフォローされています。
 もう1冊の『音楽業界ウラわざ』の方では、CDの制作やプロモーション費用そして原盤権や著作権など、音楽業界におけるビジネス面の情報などが詳しく解説されています。またバブル崩壊後の音楽シーンにおけるメインストリームが時系列に分かりやすく分析されています。
 2冊ともに10年前の本ですが、パソコン(DTM)やインターネット環境以外の状況は、今でも十分に参考になる情報だと面白く読みました。

 ミュージシャンになる方法
 加茂 啓太郎
 青弓社

 音楽業界ウラわざ
 落合 真司
 青弓社

 絶対!受かりたい 音楽オーディション 100のコツ
 ヤマハ企画推進グループ
 ヤマハミュージックメディア

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY

ミニチュア動画

2012-07-07 22:00:08 | Weblog

 NHKの「特ダネ!投稿DO画」で世界各都市のミニチュア動画が再放送で紹介されていて、ロンドンやニューヨーク、ベトナム・ホーチミン、シドニーなど楽しい映像で思わず魅入ってしまいました。
 夏休みに京都で開催予定の「世界遺産 ヴェネツィア展」のことを先日お知らせしたばかりですが、そのミニチュア動画の中にも「ヴェネツィア」があり、水路を行く船や観光客・建物の様子が可愛い映像が見られます。
 番組の中でミニチュア動画の作り方が説明されていました。風景を1秒間隔で連写した画像をコマドリ撮影の様に動かし、フォーカスする所と焦点をボカす辺りをエフェクト設定します。映像を見てみると殆どの作品の色彩が鮮やかに演出されているようですが、そのことにより現実感が後退し物語世界のような美しさが出てくるのでしょうか。
 もちろん僕らが住んでいる大阪のミニチュア動画も投稿されており、JR大阪ステーションビル梅田スカイビルからの俯瞰など多様な街並みが楽しめる作品となっています。

吹田市のスタンド・ラック

2012-07-06 22:00:01 | 千里山INFO

 昨日の駅ホーム・ベンチに続いて千里山駅の備品のお話しですが、西改札口に設置されている『市報すいた』配布のためのスタンド・ラックが最近新しくなりました。上部に吹田市の銘板が付けられた専用ラックといったイメージになっています。
 以前のものは幅が広く2冊横並びに置けるタイプでしたが、もっと低くて全体に腰を屈めて取る必要がありました。また初めは奇麗に横に並んでいたものが、時が経つにつれて互いに交差していき乱雑な感じになってしまいましたが、それが縦長のトール・タイプになったことで周辺もスッキリして見えます。
 ところで僕も編集に参加させて貰っている、千里山まちづくり協議会が春・夏に発行している会報『ちさとの風』も、住民配布の場所としてこのスタンド・ラックを利用させて貰っています。街の情報を住民へ伝えるものなので、『市報すいた』の専用ラック的なイメージになりますが今後も柔軟に考えて頂ければと想っています。

千里山駅にも新・ホームベンチ

2012-07-05 22:00:01 | 千里山INFO

 最近、阪急千里山駅のホームにも新しいタイプのベンチが設置されました。
 これまでに梅田駅を始めとして主要な駅には順を追って置かれていたものですが、例えば嵐山駅夙川駅などではその駅のイメージのアームなどが取り付けられたバージョンも作られています。残念ながら千里山駅のベンチは至ってプレーンなタイプです。
 余談ですが、このような駅ホームの新しいベンチのデザイン開発のお手伝いを少しさせて頂いたことがあります。今回の阪急電鉄の駅ホーム・ベンチは公園など多くの場所で見られる基本イメージとなっていますが、デザイン的には色々な構成・タイプのものが考えられます。
 写真の対面ホームの遠景に見えているように、ちょうど今日は強い雨が降っていたので駅ホーム・ベンチには腰掛けず、現在工事中の跨線橋バイパスの下に雨宿りをしている人達が数名おられました。この下にももう1基ベンチが置かれたら利用者には嬉しいのではないでしょうか。

ファイヤーキングのお店紹介

2012-07-04 23:58:13 | Weblog

 昨日、天文サークル「満天の星」(現在は活動休止中)を通してお付き合いのあるNさんと、久しぶりにお会いし食事の後に梅田の「丸福珈琲店」で長い時間おしゃべりを楽しみました。
 Nさんはファイヤーキング (Fire King) やパイレックス(PYREX)といった、アメリカ合衆国で40年から70年代に掛けて製造された耐熱ガラスのブランドの、マグカップやカップ&ソーサーなど多岐にわたる生活用品を扱う「Hamataro」を運営されています。
 それらのオリジナル商品は現在では製造されていなくて、現在は骨董的な価値があり多くのファンやコレクターを持つ人気商品となっています。70年代まで実際にアメリカの家庭ではよく使われていた日常用品でしたが、やや肉厚で柔和なイメージが古き良き時代を感じさせ、またジェダイと呼ばれる翡翠 (Jade-ite) を想わせるソフトな緑色が良く知られています。
 Nさんも古物商ビジネスを本格的に始められて早や8年と言われていましたが、その努力の結果今では関西でもその分野では良く知られた存在になられています。
 もちろん天文サークル「満天の星」の想い出や、最近の金環日食と金星の太陽面通過の時の話なども楽しみました。今年11月14日のオーストラリアでの皆既日食ツアーには、既に参加を申し込まれているということでした。本当に羨ましい限りです。

 ■ 阪神百貨店ファイヤーキングまつり
 2012年7月25日(水)~31日(火)
 時間:10:00 ~ 20:00
 場所:阪神百貨店梅田本店9階 文具売り場横
 お問合せ:はま太郎(西浜) TEL:080-3869-0239
 ※「はま太郎」単独出店となりました。

「世界遺産 ヴェネツィア展」

2012-07-03 23:50:08 | Weblog

 来る夏休み(7月28日~9月23日)に京都文化博物館で「世界遺産 ヴェネツィア展 ー魅惑の芸術・千年の都ー」が開催されます。
 絵画・彫刻オブジェそして有名なヴェネツィアン・グラスのシャンデリアなど、素晴らしい作品が告知パンフレットには紹介されています。昔に描かれた絵画の中の16世紀の街並み風景が、現在よく見られる写真などと余り変わっていないように感じられるのが凄いです。
 ところでヴェネツィアと言えば僕は2回訪れています。1回目はその時に勤めていたデザイン事務所からヨーロッパの家具見本市のリサーチに行かせて貰った時に、同行した家具製作所の社長さんと一緒にミラノから鉄道で日帰り往復しました。世界で唯一の桁違いに個性的な街の、その歴史に磨かれた完成度にただ驚きながら張り巡らされた迷路を彷徨っているだけでした。
 2度目は友達と3人でヨーロッパの何ヶ国かをオートバイ旅行をした時で、途中にヴェネツィアの街中にある小さなホテルで一泊しました。ゴンドラが水路を行くヴェネツィアの街ではもちろん車は走れませんので、手前の駐車場にオートバイを停めて船でサンマルコ広場の桟橋に上陸しました。ヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島にも工房見学に行きました。ちなみにこのブログのプロフィール写真(他の1枚)はその時に水辺の高級時計店の壁にもたれて撮ったものです。
 当日大人入場料1,300円のところが1,100円になる前売り券が、7月27日まで阪急電鉄の案内カウンターなどで期間限定販売されています。

告知パンフレット (PDF:2.5MB)

テレビの独善

2012-07-02 22:00:01 | Weblog

 著者の和田秀樹さんは脳・精神科医師の立場から、また偏差値最難関と言われる灘高と東大医学部出身ということからか受験指南書など、ベストセラー作家としてテレビ・コメンテーターやメディアでも引っ張りだこで良く知られた方です。
 ‥‥というか、良く見る方でした。そう言われればこの本のプロローグに書かれていたように、最近めっきり顔を見る機会が減っていたように想われます。これ以前に出版したテレビ批判の第1弾の『テレビの大罪』により、出版社自体にまで圧力が掛かったように感じているようです。
 内容は先ず、アルコールやパチンコまたインターネット・ゲームなどに潜む、依存症への危険性とそこからの脱却を困難とさせるコマーシャルへの無規制の現状が、海外先進国やWHOなどの国際機関のガイドライン無視という異常性とともに挙げられています。そしてコマーシャルの発注元である酒造飲料業界やギャンブル業界また通信ネット業界の経済的依存と支配構造を指摘していきます。
 テレビ批判は次第にその範囲も広がり、国民の共有財産である電波をほとんタダ同然の利用料で使いながら、民間企業の2~3倍の平均年収を自らは貪る中で、公務員の給料の高さを民衆の立場(?)から批判する自己欺瞞や、政治などで国民の意識を誘導・操作していく興味深いテレビの実態と、国家そして国民に及ぼす負の影響にまで及んでいきます。テレビ自身の問題を批判するテレビは無いというのが根本原因でしょうか。
 そこまで批判の内容が及ぶとすれば、デフレ脱却を掲げる経済評論家の三橋貴明さんや苫米地英人さんなどの、マスコミ・メディア関連(テレビだけでなく新聞の独善も追求)の本を合わせて読まれることもお薦めします。

 テレビに破壊される脳
 和田秀樹
 徳間書店

 テレビの大罪 (新潮新書)
 和田秀樹
 新潮社

 マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~
 三橋貴明
 扶桑社

 メディアの大罪
 三橋貴明
 PHP研究所

 「テレビ政治」の内幕
 三橋貴明、八木秀次
 PHP研究所

 テレビは見てはいけない (PHP新書)
 苫米地英人
 PHP研究所

 電通 洗脳広告代理店
 苫米地英人
 サイゾー

☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!

 デフレンジャーBJ
 コバタイサオ : 歌詞
 LIP-FLY