続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

梅の香り。

2015-06-16 06:44:25 | 日常
 梅の香りは郷愁を誘う。子供のころ母親に、
「落ちている青梅を決して口にしてはいけないよ。お腹を壊すからね」と注意されていた。
「いい匂い」手に取って香りに酔いしれた子供の日を思い出す。

 大人になってからは、香りよりもひたすら常備のための梅漬けに専念し、この季節になると背中を押されるようにして梅を漬けてきた。
 友人が「十キロは漬けるわね」というのを聞いて(わたしだって)と張り切って漬けてきたけれど、(あらっ、誰も食べないの?)梅干しはあるだけで安心という感じになり、隔年、そして二年を置いたりし、思い出したように少量(1キロか2キロ)を漬けるだけになった。


 ところが崖上から落ちる梅を隣家で「拾っているわ」と聞いて、(ではわたしも)と拾い始めて数年。去年は梅ジャムを沢山作ったけれど冷蔵庫の奥で静かに腐敗し処分の憂き目。
 今年は青梅のうちは梅ジュースに、そして毎朝少しづつ(遠慮しながら)拾ったものは塩漬けにした。毎朝手に持てるだけと決めて拾っているうちにかなりの量。ビンに入りきらなくなると次のビンに、などと遊び半分に作っている。ビンの物をまとめて甕に移しているうちに(そうだ、写真に撮っておこう)と残りの二本をパチリ!

 郷愁を誘う梅も、ずうずうしくなったお婆さんの手にかかると、こうなります。(赤紫蘇が出たら、真っ赤に染めるつもり。去年漬けた梅が手つかずで大容量もあるのに・・・困ったものです。)

『冬のスケッチ』139。

2015-06-16 06:35:10 | 宮沢賢治
         ◎
  聖なる窓
  そらのひかりはうす青み
  汚点ある幕はひるがえる
    ・・・Oh、my reverence!
       Sacred St. Windouw!


☆衝(重要な)想(考え)は照(あまねく光が当たる=平等)である和(争いを収め、仲よくすること)を展(広げ)縛(罪人を戒めること)である。

『城』1993。

2015-06-16 06:23:13 | カフカ覚書
 フリーダはどうかここにいてくっるようにと、たかがそれだけのことにしてはいやにしつっこく哀願した。まるでここに残ってくれなければ、Kがせっかく聞かせてやった慰めの言葉がことごとく嘘になってしまうと言わんばかりの調子だった。


☆フリーダ(平和)は、どうかここに留まってくれるように、他へ行かないようにと哀願した。いかにして禁固のときに残るか、死の慰めは伝説の確認だった。