ちょっと寒い朝。
こんな日は、来る梅雨や猛暑の夏に備えて、冷蔵庫の清掃など、あちこち気を配るのに丁度いい気温。
でも、出来るかな…、近頃は年のせいか、思ったことが即、行動に移せない。
質実剛健…(緊張感をもって暮らしたい)という思いは怠慢のせいで、もろくも歪みが出ている。
(いけない、いけない)と言っているうちに昼になり夜になる日常。
・・・いいのかなぁ、歳月は人を待たず、って、もうあといくつ寝たらXデイは来るの?
白露や 死んでゆく日も 帯締めて (三橋鷹女)
もう70才、まだ70才・・・がんばれ、わたし!
『自然の驚異』
自然の驚異?不自然の驚異にしか見えない・・・。
石化した恋人らしきペアー、下半身は人類・上半身は魚の態である。どちらも有機質を無機質なものに置換されている。
海上に浮かぶ船を見ると、船は海と同じ質感に描かれており、個体を液体に置換している。しかも形を留めているという景色である。
質を変換された景色に生命(有機質)の要素は見えず、人間の側から見た《死の景色》である。
かつての幻想…昔、人や魚が生息し海には船が行き交っていました。物が総て元素に帰り、有機質のものはすでにおぼろげな幻想と化している景である。
超未来の驚異・驚嘆すべき自然の景色! こんな日が訪れるのだろうか、マグリットの遠眼鏡である。
(写真は『マグリット』東京美術より)
その裂くやうな吼えるやうな風の音の中から、
裂くはレツと読んで、列。
吼えるはコウと読んで、講。
風はフと読んで、普。
音はインと読んで、隠。
中からはチュウと読んで、註。
☆列(順に並ぶ)講(はなし)は普く隠し、註(意味を書き記している)。
まわりは灰色の雪と霧ばかりです。あたり一帯には何日間も人も車も通りません。なんという光景だったでしょう。K!ついにある朝のこと、父は、こわばった脚をもうベットから出すことができなくなってしまいました。
☆あたり一面何日間も人も車も通りません。先祖を見ました、先祖を見たのです。先祖がモルグ(身元不明者の死体公示所)です。
父(宿命)は、天体の軌道(死への道)から外れることはないというのです。