続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

紙芝居編【3学期】第3回

2017-05-26 07:20:01 | 市民講座

 紙芝居文化推進協議会の杉山恵子先生のお話。
 

 いよいよお出かけ実演の話し合い、そのためのレクチャー。
 子供(幼児)を飽きさせない工夫・プログラムを組んで30分以内に収めるプランを練ること。

 紙芝居の実演をする場合、間にわらべ歌や手遊びなどを入れてつなぐことで、観客との一体感を図る。
 観客(子供・幼児)との対等の関係、上からでなくおもねらずの関係、同じ息づかいで、子供たちの反応に順応する。

 難しいな!メンバーは幼児教育に携わった経験のある方たちが多いらしい。全くのド素人のわたし・・・できるかな?

「ちなみにこれからみなさんがなさる活動はボランティアですから、全て手弁当、交通費も自前です」
 もちろん承知していますとも・・・少しでもお役に立てれば、いえ、自分のために頑張りたいのです。


 講師:カタP(片岡直子先生)スタッフ(おスギちゃん・ほしー・ニシニシ・なっちん・まもりん)担当ルー(大柴さん)
 みなさん、こちらが恐縮するほど懇切丁寧、親切なご指導を受けている。
 ありがとうございました。


デュシャン『ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?』

2017-05-26 06:22:37 | 美術ノート

 『ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?』

 不思議な作品である、美的鑑賞をもって制作したとは考えにくい。視覚に訴えてはいるが、造形の妙はむしろ排除し、いかにも偶然であるかの様子を呈している。
 鳥かごと言っているが、11.4×22×16㎝はいかにも小さい。
 角砂糖型にカットされた大理石が152個も入っているらしいが、同型の規格は教育された観念・常識・従順を想起させる。無作為にカゴに収められているが形態を見失うこともなく、ほぼ整列せざるを得ない立方体の集合である。
 鳥かご・大理石・イカの甲・温度計に関連のサイクルを見いだせない。イカの甲や温度計はカゴに納まりきれずに飛び出しており、要するにカゴは開かれている。開かれてはいるが、出ていく機能のない無機物質の集合である。

 この小さなカゴの中に収容(拘束)されたこれらは《失笑物》である。違和感・不条理・役立たず…負の景色を提示している。
 窮屈にひしめき合う角砂糖型大理石の滑稽、出口を塞ぐ(大理石に比して)大きなイカの甲は威圧的だが、どちらの硬さが優位を占めるかは判然としている。
 固い大理石に対し温度計のガラスに予想される破損…小さなカゴ(世界)の中の強弱の混在である。社会に酷似した小さな構造、脱出は可能だが出るべき術を持たない。

『ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない』、わたし(デュシャン)の中のローズ・セラヴィよ、何故この状況に生理的反応を惹き起こさない?
 状況は淋しく閉ざされている。さぁ、この陳腐なカゴの中をどう見る?
 自身を問うデュシャンの眼差しがある。


(写真は『DUCHAMP』TASCHENより)


『城』2648。

2017-05-26 05:43:06 | カフカ覚書

お役所や書記たちのところで、あるいは、そのほかのどこにおいても、わたしたち一家の罪が問題になるときは、いつでも使者を侮辱したことだけが話題になり、だれもそれ以上は深入りしませんでした。


☆使命や文書あるいはわたしたちの罪が噂されるときには、小舟を侮辱したことだけが言及されますが、それを敢えて追及する人はだれもいませんでした。。