十薬の芯高くわが荒野なり
十薬の芯が高くなるころは、花も終わり枯れかけている。そんな寂しい景色の荒野がわたくしの界である。
十薬はトウ・ヤクと読んで、套、訳。
芯はシンと読んで、審。
高くはコウと読んで、交。
わが(我)はガと読んで、我。
荒野はコウ・ヤと読んで、考、也。
☆套(おおった)訳に審(正しいかどうかを明らかにすること)が、交っている。我(わたくし)の考え也。
十薬はジユウ・ヤクと読んで、自由、訳。
芯はシンと読んで、新。
高くはコウと読んで、講。
わが(我)はガと読んで、描。
荒野はコウ・ヤと読んで、恒、也。
☆自由な訳(ある言語を他の言語で言い換える)の新しい講(話)を描く。恒(常)也。