泉辺の家消えさうな子を産んで
泉のほとりにある家が消えそさう、夕闇が迫って家の確認が難しくなったのである。そして見えなくなったときに、消えそうな声を聞いた。正しく今生まれたばかりの産声、消えそうな微かな泣き声を確かに聞いたという感動である。
消える、と現れる(誕生)のネガ・ポジが不思議なリズムで呼応している。
泉辺の家はセン・ヘンカと読んで、遷、変化。
消えさうなはショウと読んで、章。
子を産んではシ・サンと読んで、詞、算。
☆遷(移りかわる)変化がある章は、詞(言葉)で算(見当をつける)。
泉辺はセン・ヘンと読んで、煽、偏。
家消えさうなはカ・ショウと読んで、過賞。
子を産んではシ・サンと読んで、師、讃。
☆煽(おだてた)偏(中正でない)過賞(褒めすぎ)の師の讃(褒め言葉)。