鳥総松よそにはよその灯がついて
年神様のいらっしゃる間は各家庭もみんな同じ習いのもとに暮らすけれど、松が取れれば、各家庭はそれぞれ異なる灯りのもとでの生活が始まる。(残りの松の一枝を穴に挿す風習は、どんと焼きで焼き残った松の一枝を玄関先に置くのに似ている)
鳥総松(とぶさまつ)はチョウ・ソウ・ショウと読んで、弔、葬、衝。
よそにはよその(他所他所)はタ・ショ・タ・ショと読んで、多、諸、詫、初。
灯がついて(灯点)はトウ・テンと読んで、悼、伝。
☆弔(とむらい)の葬(死者を葬る儀式)で、衝(重要)なのは、多く諸(もろもろ)を詫びること、そして初めて悼(悲しみ)を伝える。
鳥総松はチョウ・ソウ・ショウと読んで、塚、相、肖。
よそにはよその(他所他所)はタア・ショと読んで、多、所、他、所。
灯がついて(灯点)はトウ・テンと読んで、塔、添。
☆塚(お墓)の相(姿形)は肖(似ている)多くの所では。(けれど)他の所では塔を添(付け加えたものもある)。