続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)夏鶯。

2020-07-26 07:00:27 | 飯島晴子

   夏鶯さうかさうかと聞いて遣る

 夏鶯。鳴き声も上達、いい響きである。けれど、どこかでは老鶯などと言っているのを聞く。
 夏鶯、それはわたくしである。老…確かにね、成熟を隠しているのが見えない?
 夏鶯さん、あなたの鳴き声に聞き入っていますよ。(そうかそうか)と肯いています。

 夏鶯はカ・オウと読んで、彼、翁。
 聞いて遣る(聞遣)はブン・ケンと読んで、文、兼。
☆彼の翁、文を兼ねている(二つ以上のものをもつ)。

 夏鶯はカ・オウと読んで、彼、翁。
 聞いて遣る(聞遣)はモン・ケンと読んで、悶、研。
☆彼の翁、悶(もだえ苦しみ)研(道を究めている)。


『飯島晴子』(私的解釈)㉖+

2020-07-26 06:41:27 | 飯島晴子

   紅梅の木を抱き昏るることもなし

 紅梅の木、源氏物語の『紅梅』の記をかけたのではないか。娘のことを案じる紅梅、けれど行き違いもあってなかなか思うようにはいかない。わたくしも同じ思いの渦中にいるけれど案じることはない、と自分に言い聞かせている。

 紅梅はコウ・バイと読んで、講、倍。
 木はモクと読んで、黙。
 抱きはホウと読んで、封。
 昏るることはコンと読んで、混。
 なし(無)はムと読んで、謀。
☆講(話)は倍(多く)になる。
 黙って封(閉じ込めて)混ぜている。
 字の謀(図りごと)である。