夏鶯さうかさうかと聞いて遣る
夏鶯。鳴き声も上達、いい響きである。けれど、どこかでは老鶯などと言っているのを聞く。
夏鶯、それはわたくしである。老…確かにね、成熟を隠しているのが見えない?
夏鶯さん、あなたの鳴き声に聞き入っていますよ。(そうかそうか)と肯いています。
夏鶯はカ・オウと読んで、彼、翁。
聞いて遣る(聞遣)はブン・ケンと読んで、文、兼。
☆彼の翁、文を兼ねている(二つ以上のものをもつ)。
夏鶯はカ・オウと読んで、彼、翁。
聞いて遣る(聞遣)はモン・ケンと読んで、悶、研。
☆彼の翁、悶(もだえ苦しみ)研(道を究めている)。