続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)石鹸の。

2020-07-31 10:06:01 | 飯島晴子

   石鹸の荒き日影や女正月

 石鹸に猛烈に陽が射している、というか石鹸が気にかかる。山積みの洗濯物、何もしなくていいって、(片づけなければならない洗濯物)、結局、洗濯は女の仕事。Ah…

 石鹸はセキ・ケンと読んで、昔、嫌。
 荒き日影やはコウ・ジツ・エイと読んで、抗、昵、営。
 女正月はジョ・ショウ・ガツと読んで、抒、性、合。
☆昔から嫌いで抗(張り合っていた)。
 昵(近づいて)営(仕事をし)、抒(心の思いを述べたら)性が合っていた。

 石鹸はシャク・ケンと読んで、釈、検。
 荒き日影やはコウ・カ・エイと読んで、講、過、曳。
 女正月はジョ・ショウ・ゴウと読んで、叙、章、合。
☆釈(意味を解き明かし)検(調べる)講(話)である。
 過(あやまち)を曳(引きずり)叙べる章を合わせる。


『飯島晴子』(私的解釈)㉚+

2020-07-31 07:47:53 | 飯島晴子

   八十八夜体叩いてとびまはる

 立春から数えて八十八日目の日、このころから農家は繁忙期に入る。体に鞭打ち忙しく仕事に励むようである。

 八十八夜はハチ・ジュウ・ヤ。ヤと読んで、蜂、住、也、屋。
 体叩いてはタイ・コウと読んで、退・荒。
 とびまはる(飛回)はヒ・カイと読んで、庇、界。
☆蜂の住まい也。
 屋(家)で退けたのは荒れた庇(ひさし)の界(さかい)だった。


R.M『出現』

2020-07-31 06:53:14 | 美術ノート

   『出現』

 出現とは何だったのか。
 混沌の深淵、菱形の連鎖は赤・黄(白)・緑だろうか…(光の三原色は赤・青・緑、絵の具では赤・黄・青)。
 光あるいは視界を暗示しており、世界は見えることで始まることを示唆している。

 偶然に空けられた穴、亀裂、爆発、何らかの誤作動かも知れない《奇跡》である。
 出現とはすなわち存在である。質量をもつ物質の集合であり、知覚可能な生物としての人類へと連鎖していく事件である。

 暗中模索、手掛かりのない世界、そこに《光=視覚》が始まりを展げる。
『出現』は、無の原始、未開からの奇跡である。


 写真は『マグリット』展・図録より


『注文の多い料理店』5.

2020-07-31 06:38:43 | 宮沢賢治

 それに、あんまり山が物凄いので、その白熊のやうな犬が、二疋いつしよにめまひを起して、しばらく吠つて、それから泡を吐いて死んでしまひました。


☆散(自由気まま)に打つ(述べる)、逝(人が死ぬこと)を吐く。
 幽(死者の世界)を兼ねた二つの章(文章)の記である。
 媒(仲立ちをする)法(神仏の教え)を図る詞(言葉)がある。


『城』3468。

2020-07-31 06:24:53 | カフカ覚書

むろん、ここにはなにも矛盾なんかないのだ、クラムははっきりした理由があってそうしているだけのことにすぎない、あるいは、そのうち突然、ひょっとしたら明日にでもフリーダは玉の輿に乗るかもしれない、と人びとに千度でも言ってやることができるでしょうが、それくらいのことではたいした効き目はありません。世間の人たちは、一定の考えにとりつかれてしまうと、どんなに手管を弄したところで、もう永久にその考えを変えさせることはできないのです。


☆ここでは反対にすこしも耐えることはありません。千回でも言えます。クラムは理由があって行動しています。あるいは先祖の傷痕は突然であり、ひょっとしたら、すでにフリーダを高位につけているかもしれません。すべて多くのことに拠らず、人々がそうと決めたら、(疑いを)晴らしても貫き通すことはできないのです。