橡の花きつと最後の夕陽さす
橡(とち・くぬぎ)の花は並べてドングリになる。ドングリの背比べを思うまでもなく、最後はみんな同じ。平等である。故に大いなる落日の陽にきっと!阿弥陀如来や菩薩(三尊)の御来迎があるはずである。
橡の花はショウ・カと読んで、償、過。
最後はサイ・コウと読んで、済、幸。
夕陽はユウ・ヒと読んで、宥、否。
さす(射)はシャと読んで、謝。
☆償う過(あやまち)は、済(救い)の幸(めぐみ)で宥(大目に見てもらう)。否、謝らねばならない。
橡の花はショウ・カと読んで、粧、華。
最後はサイ・コウと読んで、祭、紅。
夕陽はユウ・ヒと読んで、木綿、被。
さす(射)はセキと読んで、昔。
☆粧(身づくろい)は華やかである。
祭りの紅、木綿の被(ゆかた)、昔のことである。