続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)幼子の。

2020-07-20 07:41:00 | 飯島晴子

   幼子の肌着をかへる夏落葉

 幼子の成長は著しく、目覚ましい発育は新しい肌着を必要とする。昨日の肌着はすでに小さく不要になってしまった。

 幼子はヨウ・シと読んで、容姿。
 肌着はキ・ジャクと読んで、輝、若。
 かへる(替)はタイと読んで、体。
 夏落葉はカ・ラク・ヨウと読んで、華、楽、酔う。
☆容姿の輝き、若い体は華やぎ、楽しさに酔う。

 幼子はヨウ・シと読んで、杳、死。
 肌着はキ・チャクと読んで、期、嫡。
 かへる(替)はタイと読んで、態。
 夏落葉はカ・ラク・ヨウと読んで、果、落、様。
☆杳(くらい)死期の嫡(正妻)の態(ありさま)は、果(予想した通り)落(もの淋しい)様(ようす)だった。


『飯島晴子』(私的解釈)⑳+

2020-07-20 07:05:51 | 飯島晴子

   かの后鏡攻めにてみまかれり

 いつのころか、あの后でございます。鏡(規範・手本)の呪縛、それにも増して顔、姿、行動などを逐一見張られ、離婚後に至っても報道陣に追い掛け回され、遂に悲惨な事故に遭い、お命を落とされてしまった。ダイアナ妃のご冥福を心より祈るばかりでございます。

 かの后(彼后)はカ・ゴと読んで、仮、語。
 鏡攻めはキョウ・コウと読んで、協、考。
 みまかれり(身罷)はシン・ヒと読んで、真、秘。
☆仮の語(言葉)を協(合わせる)考えは真(まこと)であり、秘(人に見せないように隠している)。


R.M『風景の魅惑』②

2020-07-20 06:36:49 | 美術ノート

 額縁(フレーム)があり、その脇に猟銃が立て掛けられて在る。この入口(門)を入るには猟銃(死)が必要である。向こうの世界(風景)はこちら(現世)からは見えず(漆黒)である。

 地獄か天国か・・・審判は、この小さなフレームに、死を持って入ることを許された者にのみ告げ知らされる。不思議な力で人の心を惑わす死に至る門である。この門をくぐれば風景(世界)は開くが、こちらからは決して見えない『風景の魅惑』がある。

 この狭き門、くぐれば二度とこちらへ帰ることの出来ない魅惑の門(フレーム)は、生きる者の前に常に立ちはだかっている。
 デュシャンは『風景の魅惑』に取りつかれてはいるが、ただ眺め、ただため息をつくばかり。魅惑は常に恐怖を孕んでいる。向こうに逝った人に会うには、この『風景の魅惑』を超えていかねばならない。


 写真は『マグリット』展・図録より


『やまなし』34.

2020-07-20 06:25:37 | 宮沢賢治

 波はいよいよ青じろい焔をゆらゆらとあげました、それは又金剛石の粉をはいてゐるやうでした。


☆真(まこと)死を解(さとる)。
 算(見当をつける)諸(もろもろ)は、弐(二つ)の文にある。
 訣(人と別れる)鬼(死者・亡霊)の講(話)である。
 


『城』3462。

2020-07-20 06:18:20 | カフカ覚書

わたしたちが見て知っているのは、フリーダがビールをクラムのところへもっていき、お勘定をもらって帰ってくるというだけです。わたしたちの眼にふれないことは、フリーダが話してくれます。そして、わたしたちは、それを信じるしかないのです。


☆わたしたちが見たのは、フリーダが内密(死)をクラムのところへ持っていくこと、その代償を持って再び外へ来るというだけです。見ていない、見えないので、フリーダの物語ることを信じるしかないのです。