初蝶や屋根には子供の屯して
初蝶、初めて蝶を見る、早春である。
屋根には子供の屯して、当然人間の子供ではない(危険だし屋根が壊れる)。
瓦屋根の隅でスズメが卵を産み、孵った雛(子供)が4,5羽屯しているという景である。
スズメは24g、ツバメは18g。ツバメはスイスイ飛ぶが、スズメはチョンチョン、屋根の上で屯するようなものはスズメの雛くらいしかいない。うまく飛べるようになればこの屋根(瓦屋根の隙間)には戻ってこない。
初蝶はショ・チョウと読んで、初潮。
屋根はオク・コンと読んで、憶、今。
子供はシ・キョウと読んで、死、脅。
屯してはトンと読んで、遁。
☆初潮を憶(思う)。今は死に脅え、遁(秘かに逃げている)。
初蝶はショ・チョウと読んで、諸、調。
屋根はオク・コンと読んで、臆、混。
子供はシ・キョウと読んで、詞、協。
屯してはトンと読んで、団。
☆諸(もろもろ)調べる臆(胸の内)。
混ぜた詞(ことば)を協(合わせて)団(一つにまとめる)。