穴を出し蛇暫くの寂光を
穴を出し、冬眠から目覚めた蛇である。秋の彼岸に入り春の彼岸に出てくる、仏の世界にでも行っていたのではないか。ならば寂光(真理の寂静とその智慧の働きとしての光照)など暫くは消え残っているかもしれない。
穴を出しはケツ・スイと読んで、結、推。
蛇暫くはダ・ザンと読んで、兌、竄。
寂光はセキ・コウと読んで、晰、講。
☆結(バラバラなものを結び付け)推しはかり、兌(取り替える)。
竄(文字・文章を変えて)晰(明らかにする)。
穴を出しはケツ・スイと読んで、潔、衰。
蛇暫くはジャ・ザンと読んで、邪、懺。
寂光はセキ・コウと読んで、惜、考。
☆潔く衰える邪(や)。
懺(悔いる)惜(残念な)考えである。