続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)夕立の。

2020-11-12 07:00:01 | 飯島晴子

   夕立の地雨となりし名張かな

 夕立は積乱雲からの雨で一時間程度で止む雨、地雨は層積雲からの雨で何日か続く雨であり、夕立が地雨という継続は考えにくいが、あるのかもしれない。
 名張は伊賀流忍者の里として知られるが・・・ここは名張だもの、こんな変移(からくり)もあるのかも?という可笑しみかもしれない。

 夕立はユウ・リツと読んで、幽、慄。
 地雨はチ・ウと読んで、痴、右。
 名張はメイ・チョウと読んで、瞑、弔。
☆幽(死者の世界)に慄(恐れ戦く)痴(愚かな)右(傾向)がある。
 瞑(目を閉じて)弔(死者をとむらう)。

 夕立はユウ・リツと読んで、游、律。
 地雨はジ・ウと読んで、字、有。
 名張はミョウ・チョウと読んで、妙、挑。
☆游(自由に楽しむ)律(基準となる決まり)が、字に有る。
 妙(不思議)な挑(挑戦)である。


R.M『人間嫌いたち』②

2020-11-12 06:25:48 | 美術ノート

 人間嫌いたち…描かれているのはカーテン(遮蔽)の片側の林立である。完全な遮蔽はなく隙間は十分通り抜けられる間隔を保っている。これは擬人化されたカーテンなのだろうか、あるいは全体が『人間嫌いたち』の醸す雰囲気(主張)なのだろうか。

 開閉のためのカーテンは柔らかい素材が基本であるにもかかわらず、林立する光景から推して硬質に見える。
 彩色はすべて同じ濃緑色であるが、整列ではなくランダムである。しかし、法則でもあるかのように等間隔に見える間隔を開けている。(濃緑色は樹に例えれば晩夏、人生の年代を示唆しているかもしれない)

 これら仲間意識と矛盾の混合、寄り添うことなく同じ色(気持ち)で孤立を由とする。同じ色というのは、単に人間という本質においてだけなのだろうか。
 共通した条件を持ちながら、決して党派を造らず、わが道を行く強い信念は、より高く、より遠くまでの振幅を持ち貫く高潔がある。


 写真は『マグリット』展・図録より


『城』3535。

2020-11-12 06:18:35 | カフカ覚書

そして、クラムが小娘の眼のなかになにかさがしているものがあれば、わたしの眼のなかのそれをありあまるほど見いだしたことでしょう。


☆そしてクラムの作り事の中にそれを探していれば、ペーピは完全に十分あり余るほどに発見に至ったと思うのです。