遅き日の漱石の髭重たからん
多分、教科書などでよく見る写真の感想であり、遅き日の形容が懐かしさをそそる。
遅き日はチ・ジツと読んで、質、昵。
漱石はソウ・シャクと読んで、双、釈。
髭重たからんはシ・ジュウと読んで、旨、重。
☆質(内容)に昵(近づく)と、双(二つ)の釈(意味を解き明かす)があり、旨(考え)が重なっている。
遅き日はチ・カと読んで、痴、過。
漱石はソウ・セキと読んで、総、責。
髭重たからんはシ・チョウと読んで、私、懲。
☆痴(おろかな)過(あやまち)の総てを責める。
私には懲(過ちを切り返さないようにこらしめる)がある。