続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)遅き日の。

2020-11-14 16:39:05 | 飯島晴子

   遅き日の漱石の髭重たからん

 多分、教科書などでよく見る写真の感想であり、遅き日の形容が懐かしさをそそる。

 遅き日はチ・ジツと読んで、質、昵。
 漱石はソウ・シャクと読んで、双、釈。
 髭重たからんはシ・ジュウと読んで、旨、重。
☆質(内容)に昵(近づく)と、双(二つ)の釈(意味を解き明かす)があり、旨(考え)が重なっている。

 遅き日はチ・カと読んで、痴、過。
 漱石はソウ・セキと読んで、総、責。
 髭重たからんはシ・チョウと読んで、私、懲。
☆痴(おろかな)過(あやまち)の総てを責める。
 私には懲(過ちを切り返さないようにこらしめる)がある。


『飯島晴子』(私的解釈)秋風と。

2020-11-14 16:22:16 | 飯島晴子

   秋風とゾーリンゲンの爪切と

 秋風の気品とゾーリンゲン(ドイツ製)の爪切りの上等、肌寒い風(透明)と爪切りのシルバー(金属)、大きなもの(大気の循環)と小さなもの(爪切り)との緊張感ある冷感のふれ合う響きがある。

 秋風はシュウ・フと読んで、修、普。
 爪切はソウ・セツと読んで、双、説。
☆修(おさめたもの)には、普く双(二つ)の説(話)がある。

 秋風はシュウ・フと読んで、讐、怖。
 爪切はソウ・セツと読んで、争、切。
☆讐(あだ)を怖れ、争いを切(断つ)。


『飯島晴子』(私的解釈)褌の。

2020-11-14 06:41:07 | 飯島晴子

   褌の尻浅き祭かな

 褌の尻浅き、キリっと上がった筋肉質の若者たちの尻。男らの担ぐ神輿、神聖な若い血のたぎる祭りである。

 褌の尻はコン・コウと読んで、渾、稿。
 浅き祭はセン・サイと読んで、選、宰。
☆渾(すべて)の稿から選んでいる宰(主宰)である。

 褌の尻はコン・コウと読んで、混、講。
 浅き尻はセン・サイと読んで、潜、再。
☆混ぜた講(話)を潜(ひそませ)、再(重ねている)。