続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)凍蝶を。

2020-11-15 06:13:59 | 飯島晴子

   凍蝶を現(うつつ)に見たる伊良古かな

 詩人、伊良子清白ならば、凍蝶を現実に見て、死であると決定づけるに違いない。凍蝶の生死は見分けがつかないほど色形に変化なく美しい。(まるで生きているようだと感じてしまう)

 凍蝶はトウ・チョウと読んで、謄、帳。
 現(うつつ)に見たるはゲン・ケンと読んで、言、兼。
 伊良子はイ・リョウ・シと読んで、異、両、旨。
☆謄(書き写す)帳(ノート)の言(言葉)には、兼ねた異(別)の両(二つ)の旨(考え)がある。

 凍蝶はトウ・チョウと読んで、悼、弔。
 現(うつつ)に見たるはゲン・ゴンと読んで、厳、言。
 伊良子はイ・リョウ・シと読んで、遺、寥、思。
☆悼(死をいたみ)弔(とむらう)厳(おごそかな)言(言葉)には、遺(取り残された)寥(寂しい)思いがある。