村に父秋の畳の浮きあがる
抽象的な時空である。回想の父、人生の秋であったのかも…しれない。秋の日差しは突然のように低くなる。部屋に射しこむ陽光、畳が浮き上がって見え、同時に軽くなった父さえも・・・。幻影の中の父、村の光景は秋の光のなかに溶解している。
村に父はソン・フと読んで、尊、諷。
秋の畳はシュウ・ジョウと読んで、習、常。
浮きあがる(浮上)フ・ジョウと読んで、普、醸。
☆尊い諷(暗誦)の習い、常に普く醸(時間をかけて醸し出している)。
村に父はソン・フと読んで、存、二。
秋の畳はシュウ・ジョウと読んで、終、常。
浮きあがる(浮上)はフ・ジョウと読んで、付、状。
☆存(考える)二つ、終りには常に付(任せる)状(ありさま)がある。