梧桐の匂童女の筵の中
筵とは敷物の総称であり、敷(シキ)は《子規》を指している。
正岡子規の河東碧梧桐(自由律俳句)に対する評/匂(風情・気配)は《無心の草木を見るが如し》であり、わたくしも全く童女(同上)である。
梧桐はゴ・トウと読んで、語、套。
匂童女はニオ・ドウ・ジョと読んで、匂、導、助。
筵の中はエン・チュウと読んで、炎、注。
☆語(言葉)を套(おおう)。
匂(風情・気配)を導く助けは、炎(燃えるように激しいもの)を注(書き記すこと)である。
梧桐はゴ・トウと読んで、吾、悼。
匂童女はニオウ・ドウ・ジョと読んで、仁王、慟、叙。
筵の中はエン・チュウと読んで、怨、誅。
☆吾(わたくし)は悼(死を悲しむ)。
仁王さまに慟(身もだえして悲しむ)と、叙(のべる)。
怨(恨めしく思う)誅(罪を責め咎めること)を。