続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)春山火事の。

2021-02-27 06:48:29 | 飯島晴子

   春山火事の男戻れり白襖

※乾燥のきわまる初春、災難に遭った男が山から戻った。
 白襖はハク・オウと読んで、白、枉。明らかに、枉(無実の罪)である。

 春山火事ハシュン・サン・カ・ジと読んで、瞬、算、化、治。
 男戻れりはダン・レイと読んで、談、励。
 白襖はハク・オウと読んで、迫、奥。
☆瞬(短い間)に算(見当をつける)。
 化(形、性質を変えて別のものになる)で、治す談(話)がある。
 励(力を尽くし)迫(追い詰めると)、奥(更なる向こう)がある。

 春山火事はシュン・サン・カ・ジと読んで、旬、賛、果、自。
 男戻れりはナン・レイと読んで、軟、冷。
 白襖はハク・オウと読んで、剥く、翁。
☆旬を賛(たたえる)果(くだもの)を、自(みずから)軟(やわらかくし)冷やして剥く翁であった。

 春山火事はシュン・サン・カ・ジと読んで、峻、惨、禍、事。
 男戻れりはナン・レイと読んで、難、励。
 白襖はハク・オウと読んで、博、応。
☆峻(厳しく)惨めな禍(災難)の事(できごと)。
 難(災難)を励(力づけ)博(大きく広がる)応(応援)がある。


『飯島晴子』(私的解釈)老人の。

2021-02-27 06:27:16 | 飯島晴子

   老人の声の逃るゝ蜆汁

 老人はロウ・ニンと読んで、老、認。
 声の逃るゝはセイ・トウと読んで、青、党。
 蜆汁はケン・ジュウと読んで、健、自由。
☆老いを認める。青(年が若い)党(仲間)は健(力強く)自由である。

 老人はロウ・ジンと読んで、浪、訊。
 声の逃るゝはショウ・トウと読んで、詳、蕩。
 蜆汁はケン・ジュウと読んで、顕、事由。
☆浪(むだ)を訊(問いただす)。
 詳(つまびらかにすると)、蕩(締まりがないこと)が顕(明らかになった)という事由がある。

 老人はロウ・ジンと読んで、労、腎。
 声の逃るゝはセイ・トウと読んで、整、到。
 蜆汁はケン・ジュウと読んで、兼、重。
☆労(ほねおり)は腎(要)である。
 整(きちんとととのえると)到(いたりつく)兼(二つ以上のものを併せ持つ)重なりがある。