春山火事の男戻れり白襖
※乾燥のきわまる初春、災難に遭った男が山から戻った。
白襖はハク・オウと読んで、白、枉。明らかに、枉(無実の罪)である。
春山火事ハシュン・サン・カ・ジと読んで、瞬、算、化、治。
男戻れりはダン・レイと読んで、談、励。
白襖はハク・オウと読んで、迫、奥。
☆瞬(短い間)に算(見当をつける)。
化(形、性質を変えて別のものになる)で、治す談(話)がある。
励(力を尽くし)迫(追い詰めると)、奥(更なる向こう)がある。
春山火事はシュン・サン・カ・ジと読んで、旬、賛、果、自。
男戻れりはナン・レイと読んで、軟、冷。
白襖はハク・オウと読んで、剥く、翁。
☆旬を賛(たたえる)果(くだもの)を、自(みずから)軟(やわらかくし)冷やして剥く翁であった。
春山火事はシュン・サン・カ・ジと読んで、峻、惨、禍、事。
男戻れりはナン・レイと読んで、難、励。
白襖はハク・オウと読んで、博、応。
☆峻(厳しく)惨めな禍(災難)の事(できごと)。
難(災難)を励(力づけ)博(大きく広がる)応(応援)がある。