続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)竹のまま。

2021-02-07 10:39:36 | 飯島晴子

   竹のまゝ竹吹く男秋の戸口

 竹のまゝ(竹儘)はチク・ジンと読んで、地区、尽。
 竹吹く男はチク・スイ・ナンと読んで、逐、遂、難。
 秋の戸口はシュウ・コ・コウと読んで、衆、怙、考。
☆地区に尽くすことを、逐(順に従い)遂(やりとげること)は、難しい。
 衆(みんな)、怙(頼りにする)考えだから。

 竹のまゝ(竹儘)はタケ・ジンと読んで、他家、人。
 竹吹く男はチク・スイ・ダンと読んで、逐、誰、断。
 秋の戸口はシュウ・コ・コウと読んで、醜、古、考。
☆他家(よそ)の人を、逐(追い払う)誰かを断ちきる。
 醜(みっともない)考えである。

 竹のまゝ(竹儘)はチク・ジンと読んで、地区、腎。
 竹吹く男はタケ・スイ・ダンと読んで、茸、粋、談。
 秋の戸口はシュウ・コ・コウと読んで、収、個、香。
☆地区の腎(大切な所)の茸は、粋(質が良い)、という談(話)である。
 収(取り集めた)個(一つ一つ)に香りがある。


『飯島晴子』(私的解釈)老人の。

2021-02-07 07:26:51 | 飯島晴子

   老人の昼薑の土浅き

 老人はロウ・ジンと読んで、労、腎。
 昼薑はチュウ・コウと読んで、中・耕。
 土浅きはド・センと読んで、努、潜。
☆労(ほねおり)の腎(かなめ)は、中耕(生物の生育をよくするため栽培途中で浅く株間の上を耕すこと)であり、努(力を尽くすこと)が潜(ひそんでいる)。

 老人はロウ・ジンと読んで、老人。
 昼はチュウと読んで、知友。
 薑はキョウと読んで、起用。
 土浅きはト・センと読んで、渡、舟。
☆老人(経験を積み、物事によく通じている人)の知友が起用された渡し舟。

 老人はロウ・ニンと読んで、漏、認。
 昼薑はチュウ・コウと読んで、衷、考。
 土浅きはド・センと読んで、努、詮。
☆漏(秘密が世間に知られること)を認める。
 衷(心の中)の考えを、努(力を尽くして)詮(明らかにする)。


『飯島晴子』(私的解釈)夏の炉の。

2021-02-07 07:00:33 | 飯島晴子

   夏の炉の灰から灰へ身を俏す

 夏の炉はカ・ロと読んで果、路。
 灰から灰へはカイ・カイと読んで、皆、皆。
 身を俏すはミン・ショウと読んで、芯、消。
☆果(結末)の路(物事の筋道)は、皆(すべて)皆(残らず)芯(物の中心)を消す。

 夏の炉はカ・ロと読んで、何、路。
 灰から灰へはカイ・カイと読んで、解、皆。
 身を俏すはシン・ショウと読んで、新、章。
☆何(いずれ)の路(物事の筋道)も解(部分部分に分かれている)。
 皆(すべて)は新しい章である。

 夏の炉はカ・ロと読んで、科、露。
 灰から灰へはカイ・カイと読んで、誡、悔。
 身を俏すはシン・ショウと読んで、辛、傷。
☆科(罪とが)の露(実態が表に出る)。
 諧(注意を与える言葉)により悔(あやまちに気づいて残念がる)辛(つらい))傷(悲しみ)がある。


『飯島春子』(私的解釈)葛の花。

2021-02-07 06:32:44 | 国木田独歩

   葛の花こぼれやすくて親匿され

 葛の花は、零れやすくてまるでじゃれつかれているようである、そして葉の裏などは白いので、裏見草とも…。
 葛の花はカツ・カと読んで、恰、禍。
 こぼれやすくて(零易)はレイ・イと読んで、霊、異。
 親匿はシントクと読んで、神、徳。
☆括(あたかも)、禍(不幸、災難)は霊異(人間の知力の及ばないほど神秘的で不思議なこと)であり、神徳(神の威徳)である。

 葛の花はカツ・カと読んで、喝、過。
 こぼれやすくて(零易)はレイ・イと読んで、戻、為。
 親匿はシン・トクと読んで、審、督。
☆喝(大声で叱る)過(あやまち)戻(道理に背く)為(行い)である。
 審(つまびらか)にして、督(取り締まる)。

 葛の花はカツ・カと読んで、闊、嘉。
 こぼれやすくて(零易)はレイ・イと読んで、礼、偉。
 親匿はシン・トクと読んで、信、徳。
☆闊(心が広く)嘉(優れて)おり)、礼(人が守るべき正しい行い)がある。
 偉(立派な)信(偽りがない/まこと)には徳(品性)がある。