紅梅の気色たゞよふ石の中
紅梅はコウ・バイと読んで、行、陪。
気色はキ・ショクと読んで、忌、嘱。
たゞよふ石の中(漂石中)はヒョウ・コク・チュウと読んで、標、酷、忠。
☆行(行事)の陪(おとも)は忌(嫌い)である。
属(仲間)の評(品定め)は酷(容赦なく厳しく)忠(偽りがない)。
紅梅はコウ・バイと読んで、講、倍。
気色はキ・シキと読んで、奇、私記。
たゞよふ石の中(漂石中)はヒョウ・コク・チュウと読んで、標、告、注。
☆講(話)は倍(2倍、または何度か加える)になる奇(珍しい)私記である。
標(しるし)を告げ、注(書き記している)。
紅梅はコウ・バイと読んで、抗、買。
気色はケ・ショクと読んで、異、私欲。
たゞよふ石の中(漂石中)はヒョウ・コク・チュウと読んで、費用、哭、衷。
☆抗(張り合って)買う異(普通でないさま)の私欲。
費用を哭(大声で泣き悲しむ)衷(心のなか)。