続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)遠方の。

2021-02-22 07:43:41 | 飯島晴子

   遠方の泪のひゞく立雛

 遠方はエン・ホウと読んで、艶、方。
 泪のひゞく(泪響)はルイ・キョウと読んで、涙、脅。
 立雛はリュウ・スウと読んで、留、数。
☆艶(色っぽい)は、方(手立て)である。
 涙で脅(おどし)、留(引き止める)数(はかりごと)がある。

 遠方はエン・ホウと読んで、縁、放。
 泪のひゞく(泪響)はルイ・キョウと読んで、類、驚。
 立雛はリツ・スウと読んで、律、崇。
☆縁(つながり)を放(遠ざける)類(血のつながり)に驚く。
 律(物事の基準となる決まり)を崇(尊ぶべきである)。

 遠方はエン・ホウと読んで、艶、朋。
 泪のひゞく(泪響)はルイ・キョウはと読んで、類、嬌。
 立雛はリュウ・スウと読んで、理由、雛。
☆艶(つやっぽい)朋(友達)の類(仲間)は嬌(可愛らしい)。
 理由は雛(幼く一人前でない)。


R.M『礼節の教え』

2021-02-22 06:46:09 | 美術ノート

   『礼節の教え』

 地上の上に鎮座する巨岩石と一本の木。すっくと立った木は微妙に巨岩石に傾いている。今までの岩石は大きいという想像だけでどれほどという基準が図りえない大きさだったが、この岩石はおおよその見当がつく大きさである。もちろん大きさには問題はないが、一本の木(自然)に対峙しうる岩石という意味だから既存に重複する内実を持つものである。

 彼らは皆、愚かで鈍く
 偶像の教えは、ただ木にすぎない(エレミヤ書)

 主なる神はとこしえの岩だからである(イザヤ書)

 巨岩石を神として、木を人間としているのかもしれない。木(自然)は敬うべきものであり、人は自然に生かされている。自然の恩恵なしには生きられない。
 巨岩石に見る神への信仰もまた人の心を支え大いなる恵みを与えられている。
 
 木が岩に倒壊しても、岩は平然と在るが、岩が倒壊すれば木のダメージは推して図るものがある。〈とこしえの岩は倒れたりしない〉のであれば、この均衡がは不壊である。
『礼節の教え』とは、この関係への永遠の問いであり、答えである。


 写真は『マグリット』展・図録より


「城」3597。

2021-02-22 06:30:04 | カフカ覚書

この地位を失いはしまいかとびくびくし、たえず追いたてられているような気持になり、自分をかばってうれるだろうとおもったすべての人たちを度はずれなお愛想をふりまくことによって味方につけようとし、そのくせ、かえって相手にうるさがられ、逃げられてしまうんだ。というのは、お客たちは、酒場へ憩いを求めに来るのであって、自分の心配ごとのうえにさらに酒場娘の心配ごとまで引きかぶらされていてはたまったものではないからね。


☆このことのために絶えず迫害されるように感じているが、大きな愛情でもって勝ち取るのだと。しかしながら、あなたの意見では進行することを妨げられてしまう。酒場(死の入り口付近)には安全を求めに来るのであって、死の入り口における作り話の心配まではしたくない。