蓬葉の繊かくて母消えられぬ
蓬葉はホウ・ヨウと読んで、峰、様。
繊かくてはセンと読んで、茜。
母消えられぬはボ・ショウと読んで、暮、粧。
☆峰(高い山)の様(姿)。茜に暮れていく。粧(装い)がある。(母の最期、母と娘の惜別の情、自然の論理に従わないわけにはいかない無念)
蓬葉はホウ・ヨウと読んで、放、要。
繊かくてはセンと読んで、遷。
母消えられぬはボ・ショウと読んで、募、試用。
☆放(思いのままにすること)が要(かなめ)の遷(移り変わり)がある。
募(広く求めて)試用(試しに使うこと)である。
蓬葉はホウ・ヨウと読んで、法、用。
繊かくてはセンと読んで、宣。
母消えられぬはボ・ショウと読んで、簿、抄。
☆法(手立て)を用(必要)と、宣べる。
簿(ノート)に抄(抜き書き・注釈)がある。